アイサンテクノロジーとオートデスク、土木施工のための効率化ソリューションを提供
アイサンテクノロジーとオートデスク、
TSを用いた道路土工施工管理のための効率化ソリューションでの
協業に関するお知らせ
CALS/ECアクションプログラムが推進する情報化施工を実現
アイサンテクノロジー株式会社(JASDAQ 証券コード:4667、本社:名古屋市中区、社長:柳澤哲二、以下、アイサンテクノロジー)とオートデスク株式会社(本社:東京都中央区、社長:鬼澤盛夫、以下、オートデスク)は、両社の技術協力による土木施工のための効率化ソリューションを2007年8月6日より提供する旨をお知らせいたします。
1.背景
国土交通省が詳細を公開しております「TS(トータルステーション:土木工事の進行・完了状態を確認する測量機器)による出来形管理に用いる施工管理データ交換標準」への対応をはじめ、道路土工を中心に土木業界においても設計・施工・管理の情報化が求められる中、今回のソリューションは、いち早く土木施工管理者のこうした対応への要求を支援します。
2.ソリューションの概要
今回、提供いたしますソリューションは、アイサンテクノロジーが提供する「CVL-ManagerZero情報化施工パッケージ(以下、Zero情報化施工パッケージ)」と、土木業界向けに特化したオートデスクの設計用CADの最新版「AutoCAD Civil 3DR 2008(以下、Civil 3D)」で構成されます。これはCivil 3Dで作成した3次元モデルデータを、Zero情報化施工パッケージに直接取り込み、さらに、これらのデータはトータルステーション(TS)に渡して完成した工事の状態をチェックすることに利用できます。このため、測量・設計から施工現場に至る一連の施工作業で一貫したデータの利用が可能となり、エラーの削除や業務の効率化によるコスト低減と品質向上が実現します。
3.協業の推進
国土交通省の推進するCALS/ECアクションプログラム2005では、建設現場における3次元情報の利用推進が 掲げられています。しかし、実際には、測量で収集したデータを3次元化しても、設計は2次元で行い、さらに施工現場では2次元の設計データをもとに地形情報を構築し直すのが一般的で、全体の業務作業において3次元データは十分に活用されていません。度重なるデータ変換は、人為的なエラーを生じさせ、マニュアル中心の作業は工数を増加させます。こうした状況にあって、今回アイサンテクノロジーとオートデスクは、測量・設計・施工のライフサイクルにおける整合性を備えた3次元データの流通を加速し、施工管理者が前工程から引き継いだデータをもとに作業を行い、また、必要なデータをすぐに利用できる環境を整えることを目的に、新たなソリューションを実現しました。今後、両社は営業およびマーケティング活動においても協業を推進してまいります。
また、Zero情報化施工パッケージは、平成18年度に国土交通省が策定しました施工管理データを搭載した「トータルステーションによる出来形管理要領(試行案)」に規定された観測ソフトウェアに対する12の機能要求を満たし、実際に試行現場において使用され評価試験に合格したソフトウェアとして認められております。(評価試験番号:20060005-2)このため、土木施工業務の3次元によるメリットを得たい測量会社やゼネコンの施工管理者、建設コンサルタントは安心してこれらのソリューションを選択できます。
アイサンテクノロジーは、今回のオートデスクとの協業により、3次元モデルベースをダイレクトに施工現場で利用できる環境の構築を支援いたします。
オートデスクは、これまでも3次元モデルベースというコンセプトの下、データベースを活用した3次元設計による図面間の整合性確保の重要性を訴えてきましたが、今回アイサンテクノロジーとの協業により、3次元モデルベースを、ダイレクトに施工現場で利用できる環境の構築を支援します。
以上
【会社概要】
※ 関連資料参照
◆お客様問い合わせ窓口
アイサンテクノロジー株式会社 事業推進本部 TEL: 052-950-7500
オートデスク株式会社 インフォメーションセンター TEL: 0570-064-787
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