2007年10月04日 「その叙情と巧まざるユーモア感覚が身体表現の出口を探しているとしたら、ぼくらはまた喜ばしい未知の光景と出会うことになるかもしれない」マガジン・ワンダーランド編集長 北嶋孝 ~ "CUT IN"誌2007年2月号レヴュー記事より
「イディオ・サヴァンは、現代演劇の重力から完全に解き放たれている」(東京都・商社勤務) 「最北にいるということは、同時に最先端ということでもある」(栃木県・書家) 「ミニマルで純度の高い劇空間から極上のエロスが立ち上る瞬間には、もう言語は追いつかない」(神奈川県・音楽ライター) 「数百年の時間に耐えうる西洋建築のよう」(東京都・出版社勤務) 「演劇に飽きた人こそが体験すべき作品だろう」(京都府・大学講師)
混沌とねじれた現実世界、現代の病巣的な人間関係。その中を彷徨う現代人の脆く純粋な精神が、記号的な身体表現と、装飾を削ぎ落とした詞(ことば)によって鋭利に表現される。光と影に翻弄され、彼らは果たして安住の地へ導かれていくのであろうか、、。 前作によって演劇の構造破壊に成功した恒十絲が、今作ではさらにアートシーンを跳梁、越境する演出によって「演劇表現」という因習から完全に離脱した、新しい舞台空間を創造している。
作品>KINK 場所>高円寺・明石スタジオ
1970年千葉県生まれ。2002年にプルキニエ・フェノメノン結成。同名で活動していたが2005年に発展的解散。同年5月劇団IDIOT SAVANT(イディオ・サヴァン)結成。以降、全作品の作・演出・映像・美術を手がける。
2005年5月活動開始。詩人でもある恒十絲の叙情的なテキストをベースに、実験映像や前衛的な身体パフォーマンスを融合。独自の劇空間を創造し、世界に発信している。劇団名「イディオ・サヴァン(仏語 idiot savant)」は心理学用語。イディオは“白痴”、サヴァンは“碩学(知識人)”を意味する。
劇団IDIOT SAVANT(げきだんイディオ・サヴァン)事務局 〒166-0002 杉並区高円寺北2-30-12-701
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