2007年11月01日 ◆書籍の購入は「書店とインターネットの両用」が5割
書籍を読むと回答した人は全体の約8割を占める高い割合となった。但し、年代別に見ると、50代以上の「読まない」人の割合は28%と最も高く、本離れの現象は高い年齢層で出ている結果となった。 <TOPICS> 調査対象:エルゴ・ブレインズが運営するターゲットリサーチパネル <回答者プロフィール> 回答者は男性40%、女性60%。年代別に見ると、30代の割合が最も高く33%。 <調査結果> 書籍の購読実態について尋ねたところ、「書籍を読むし、購入もする」と回答した人が76%。「書籍を読まないし、購入もしない」と回答した人は13%であった。 読書をするかどうかについて年代別に見ると、40代以下では「書籍を読む」の割合が9割を超えて高い。一方、「書籍は読まない」という回答は50代以上で最も多く、28%であった。 最もよく読む書籍のジャンルは「文学・評論」で21%であった。 書籍を購入する場所は「実際の店舗とインターネット通販両方を利用する」人が最も多く、52%。また、「実際の店舗(書店など)のみを利用する」という人は45%。 実際の店舗のうち、書店以外によく利用するのは「古本屋」 37% と「コンビニエンスストア」 36%。 書店で書籍を購入する理由は「その場で手に入るから」という回答が最も多く、87%。次いで、「実際に読んでみないと不安だから」48%、「送料がいらないから」41%と続く。 インターネットで書籍を購入する理由は「検索が便利だから」という回答が最も多く、66%。次いで、「郵送してもらえるから」50%、「時間の節約になるから」46%であった。その他の自由回答を見ると、「書店にない本を購入できるから」という回答が多かった。 購入する書籍のジャンルについて、書店とインターネットで最も差が出たのは「雑誌」であった。購入する書籍のジャンルについて、書店では「雑誌」62%、「コミック・漫画」48%、「文学・評論」46%の順。一方、インターネットでは「コミック・漫画」33%、「文学・評論」32%、「実用・スポーツ・ホビー」21%の順となった。 書籍の購入頻度について、書店の利用は「月に2、3回」が最も多く38%、一方、インターネットでは「年に数回」が最も多く52%。また、書店で「月に1回ぐらい+月に2、3回+毎週」といった“月に1回以上”書籍を購入する割合は79%と高い。 1回での平均利用金額について、書店の場合は「1,000円以内」の人が最も多く40%。インターネット通販の場合は「2,000円以内」の人が最も多く43%。 今まで書籍から得ていた情報をインターネットで得ることが「とても+やや増えた」と感じる人は全体の74%であった。 |