報道関係者各位
イーソル株式会社
デジタルスチルカメラからのダイレクトプリントを可能にする
『PictDirect』をリリース
~CIPA標準規格PictBridgeに準拠~
イーソル株式会社(本社:東京都杉並区、代表取締役社長:澤田勉、
以下イーソル)は、このたびカメラ映像機器工業会(CIPA)標準規格
PictBridgeに準拠したミドルウェア『PictDirect』を開発し、7月末に
新規にリリースすることを発表します。『PictDirect』を導入した機
器は、PictBridgeを採用したデジタルカメラやプリンタであれば、メ
ーカや機種を問わず自由な組み合わせで直接接続し、パソコンを介さ
ない撮影画像の印刷を可能にします。その他、ユーザシステムへの
『PictDirect』導入時のコンサルティングサービスや受託開発、ロゴ認
証代行サービスなど、トータルなサービスも提供します。
PictBridgeとは、デジタルスチルカメラで撮影した画像を、パソコンを
介さずに印刷するダイレクトプリントをはじめ、多様なデジタルフォト
ソリューションを提供する標準規格です。キヤノン、富士写真フィルム
、ヒューレッド・パッカード、オリンパス光学工業、セイコーエプソン
、ソニー(アルファベット順)の6社から提案されたダイレクトプリン
トの規格が、CIPA規格(CIPA DC-001-2003)として認証されたもので、
2003年2月に正式発表されました。
PictBridgeに対応したデジタルスチルカメラとプリンタは、USBインタ
フェースで直接接続します。通信プロトコルは、物理通信レイヤーとし
てUSBを用い、その上位のトランスポート層の通信プロトコルとしてPTP
(Picture Transfer Protocol)を用いています。PictBridgeは、PTP層
とアプリケーションとのインターフェースプロトコルを規格化したもの
です。
『PictDirect』は、PictBridge規格のフルスペックに対応しています。
OS、ユーザアプリケーション、ファイルシステムなどのターゲットシス
テム依存部は切り出されてラッパー関数として提供されるため、システ
ムへの移植が容易にできるのが特長です。また、トランスポート層に採
用されるPTPはオプションで提供します。
イーソルが提供するμITRON4.0 PrKERNELv4、USBデバイス側スタック
PrUSB、FAT互換ファイルシステムPrFILEなどeParts製品と組み合わせる
ことで、簡単にPictBridge対応機器を構築できます。また、RTOSベース
システム向け開発スイート eBinderを使用することで、低コスト、短
期間での製品開発が可能です。
尚、7月9日から11日まで東京ビッグサイトにて開催される、第6回組込
みシステム開発技術展(ESEC)イーソルブース内(ブース番号:19-10)
において、『PictDirect』とその他eParts製品、eBinderを組み合わせ
たソリューションをご紹介します。
▽PictBridge詳細
http://www.cipa.jp/pictbridge/
イーソル株式会社 エンベデッドプロダクツ事業部 取締役事業部長
上山伸幸 のコメント
「高性能化したデジタルスチルカメラやプリンタはここ数年間で急速に
普及が進み、今回リリースしたPictBridge準拠『PictDirect』が実現す
る、デジタルスチルカメラからプリンタに直接接続しプリントアウトす
るニーズは今後もますます高まってくると予想しています。脱PC時代を
迎え、コンシューマ製品を代表とする組み込み機器も多様な形態をとる
ようになってきましたが、エンドユーザの利便性を考慮すれば、各社独
自の方式を採用するのではなく、標準規格に準拠することは重要です。
弊社は『PictDirect』の販売だけでなく、その他必要なRTOSやミドルウ
ェア、開発環境のご提供ならびに、『PictDirect』開発時のノウハウを
もとにしたコンサルティングサービスやロゴ認証代行サービスなどのト
ータルなサービスで、開発者をサポートしていきます。」
■補足資料
(1)PictDirect について
PictDirect は、CIPA規格PictBridgeに準拠した機器を構築するための
SDK(Software Development Kit)です。PictBridgeとは、デジタルス
チルカメラから撮影された画像を、パソコンを介さずにプリンタで印刷
するための規格です。PictDirect を導入することで、PictBridge規格
に準拠した機器であれば、メーカや機種を問わず相互に接続できます。
PictDirectはプリンタなどの画像入力デバイスおよびデジタルカメラな
どの画像出力デバイスに対応しています。PictBridge規格のフルスペッ
クに対応しているほか、OSやユーザアプリケーション、ファイルシステ
ムなどのターゲット依存部は切り出されてラッパー関数として提供され
ており、他のシステムへの移植が容易にできます。PTP(Picture
Transfer Protocol)Layerは、オプションにて提供します。その他、ユ
ーザシステムへPictDirectを導入する際のコンサルティングサービス、
受託開発やロゴ認証代行サービスなど、トータルなサービスを提供しま
す。
(2)イーソル株式会社について
イーソル株式会社は1975年の創業以来、「コンピュータエンジニアリン
グを通じて社会に貢献する」、という理念のもと、組込みソフトウェア
業界、及び流通・物流業界で実績を重ねてきました。お客様の満足を第
一に、開発、販売からサポートまで一貫したサービス、トータルソリュ
ーションを提供します。
取り扱っている組込みソフトウェア製品には、「eBinder」のほか、
μITRON4.0準拠「PrKERNELv4」をはじめ、各種ミドルウェア製品のライ
ンナップがあります。
*PictDirect, PrUSBはイーソル株式会社の商標です。
*eBinder, PrKERNELv4,PrCONNECT,PrFILEはイーソル株式会社の登録
商標です。
*TRON は "The Real-time Operating system Nucleus" の略称です。
*ITRON は "Industrial TRON" の略称です。
*μITRON は "Micro Industrial TRON" の略称です。
*TRON および ITRON は特定の商品ないしは商品群を指す名称ではあり
ません。
*記載された社名および製品名は各社の商標または登録商標です。
■本発表に関するお問い合わせ先
イーソル株式会社
エンベデッドプロダクツ事業部
営業部 マーケティンググループ 村上
Tel : 03-5301-5325 / Fax : 03-5376-2538
e-mail : ep-inq@esol.co.jp
URL : http://www.esol.co.jp/embedded/