業界初!中国人の対日イメージ調査、分析データを一挙大公開
-知っているようで知らない、中国人の「日本」に対する考え方とは-
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株式会社サーチナ(所在地:東京都新宿区、代表取締役社長:端木正和 もとき まさかず)は、傘下の中国ビジネスリサーチ専門サイト「サーチナマーケティング」において、中国人の日本に対する意識・イメージ調査の分析データを紹介する新しいコンテンツ「対日イメージ調査」を公開しましたので、お知らせ致します。
・「対日イメージ調査」http://marketing.searchina.net/japan/
◆「対日イメージ調査」の開設目的
一般中国消費者が日本及び日本人、日中間の時事問題、日本(日系)企業に対して、どのように考えているのかを調査し、中国や中国人を理解する一つの視点として、また中国市場を判断する材料として提供します。調査は、当社及び関連会社の上海新秦信息咨詢有限公司(以下上海サーチナ)が運営するオンライン市場調査サイト「新秦調査」が協力して行います。
◆「対日イメージ調査」の公開データ
・日中関係に関する調査
・昨今の日中間時事問題に関する調査
・日本企業に対する意識調査
◆対日イメージ調査記事のトピックス
(1)中国:世論調査で「日本に親しみ感じない」44%
2003年12月11日-12月30日の調査で、日本に親しみを「強く感じている」「感じている」があわせて12%程度にとどまった。
日本に対して親しみを「あまり感じていない」は23%程度、「全く感じていない」も21%に達している。親しみを「感じていない」4割程度の人を除き、「親しみを感じている理由」としては、「ファッションや漫画、ゲームなどの影響」が20%近くに達し、重要なファクターとなっている。「親しみを感じている理由」で「中国に対する長期的な経済援助」はわずかに7.1%。
逆に、「親しみを感じない理由」について、最も多かったのが「中国を侵略したのに今まで公に謝罪していない」で、46%程度に達している。「日本は中国に対して友好的と思うか」との問いでは、実に「非友好的である」との回答が45%以上になっている
(2)中国:在日中国人犯罪増加「知らない」が52%
2003年12月22日-04年1月8日の調査で、在日中国人の日本における犯罪が増加していることを「知らない」とする人が52%、「知っている」人を4ポイント上回った。03年6月に起きた福岡県の中国人による殺人事件について、1割を超える人が「知らない」と回答している。
中国人留学生が福岡県の日本人一家4人を殺害した事件で、日中間の捜査状況などは伝えられたが、一般の中国消費者の考え方は今まで伝えられてこなかった。今回の調査で、10%を越える人がこの事件を「知らない」と回答したものの、一方で50%を超える人が、この事件を「中国人のイメージ低下」ととらえている(複数回答)。
また、「日中関係に悪影響」や「被害者に対して中国政府は謝罪すべき」との考えも30%に達している。「遺憾だと思うが、過剰な報道はすべきではない」も31%(複数回答)。
(3)中国:「外資系ならば日本よりも欧米」意識濃厚
2003年12月25日-04年1月8日の調査で、一般的なシーンにおいて、欧米企業と日本企業、どちらを選択しますかとの問いについて、欧米企業が68%、日本企業が10%程度となった。
非常に漠然とした設問の中からも、中国における外資系ならば「日本企業よりは欧米企業」という意識が濃厚であることが見て取れる。日本企業と欧米企業をそれぞれ中国企業と比べて場合、中国企業を選択するという回答が当然、50-55%と多くなったが、日本企業の場合はわずか17%程度に対して、欧米企業は32%にも達している。
今後10年、世界に与える影響の大きいものとして、「中国企業」が50%を占めたほか、「欧米企業」が29%に達しているのに対して、「日本企業」はわずか10%程度。欧米企業に比べて、日本企業が勝っていると思う点は「技術力」で44%。逆に劣っている点は「企業文化」で28%(複数回答)。
もし就職する場合、日本企業に就職したいかの問いでは、「あまり入りたいと思わない」が24%になり、「入りたい」の22%を若干上回った。
◆サーチナの中国ビジネスリサーチ事業
当社は上海サーチナを通じて中国市場調査を展開しております。上海サーチナの68,517人の自社モニター(2004年2月19日現在)を利用したオンライン調査を中心に、受託調査のほか、中国の消費者をターゲットとした自主調査を定期的に行っています。
自主調査による結果などは、データマイニングを通じて記事やレポートとして作成、中国ビジネスリサーチ専門サイト「サーチナマーケティング」、中国情報専門サイト「中国情報局」、中国経済産業新聞「サーチナポスト」などの傘下媒体でその一部を公開しております。
◆今後の取り組み
サーチナは今後も、クライアントの多様なニーズにお応えした的確な中国マーケティングリサーチ事業の展開及び中国情報の提供を強化していくことで、日本の中国進出企業・進出予定企業の対中戦略を支援してまいります。
注:「新秦」はNew Chinaの意味で、「サーチナ」の中国語表記です(商標登録)
◆関連サイト
・対日イメージ調査 http://marketing.searchina.net/japan/
・サーチナマーケティング http://marketing.searchina.net/
■本件に関するお問い合わせ・取材等のお申込み先
広報部 佐藤 press@searchina.ne.jp
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