三井物産、ニュージーランド子会社がチュイ油田での原油生産を開始
ニュージーランド・チュイ油田群生産開始のこと
当社100%子会社であるミツイ・イー・アンド・ピー・ニュージーランド社(以下MEPNZ社)は、同社が35%の権益を保有するニュージーランドPMP38158生産鉱区のチュイ油田において昨日(7月30日)原油生産を開始しました。生産開始後1年間での生産量は10百万バレル(当社取り分:3.5百万バレル)を見込んでおります。同油田事業の概要は以下の通りです。
・油田位置
ニュージーランド北島西方約50kmに位置する海上鉱区PMP38158生産鉱区内(位置図御参照)
・生産設備
浮体式海洋石油生産・貯蔵・出荷施設 (FPSO)
(生産能力:5万バレル/日、原油貯蔵容量:70万バレル)
・ジョイント・ベンチャー・パートナー
オーストラリアン・ワールドワイド・エクスプロレーション社(以下AWE社) 42.5% (オペレーター)
ミツイ・イー・アンド・ピー・ニュージーランド社 35.0%
ニュージーランド・オイル・アンド・ガス社 12.5%
パン・パシフィック社 10.0%
チュイ、アモクラ、パテケの3構造から成るチュイ油田群は2003年に発見され、MEPNZ社は2003年10月に同油田群を含む鉱区への12.5%の参画を果たしました。2005年11月の最終投資決断を経て、2006年2月に更に22.5%の権益買増を実施し、現在35%の権益を保有しております。 同社は豪州の独立系石油開発会社であるAWE社と共同で同油田を開発し、今回の生産開始に至りました。
当社は、本邦を含むアジア・大洋州地域への安定的なエネルギー資源の供給地として、オセアニア地域を石油・ガスの探鉱・開発・生産事業の重点取組地域の一つと位置付け、同地域での資源エネルギーの継続的探鉱・開発及び生産を目指し、今後も注力して参ります。尚、当社は同地域でのより効率的な事業運営推進のために関係会社の統廃合を進めており、チュイ油田群を含むMEPNZ社資産も同地域の中核事業会社であるミツイ・イー・アンド・ピー・オーストラリア社へ年内に移管予定です。
* 関連資料「鉱区位置図」 参照