ファーストエスコ、今秋設立の新会社に省エネ事業を一部譲渡
省エネ事業の一部譲渡に関するお知らせ
当社では本日開催の取締役会において、省エネルギー支援サービス事業の一部を、当社前代表取締役筒見憲三が今秋設立予定の会社に対して譲渡することを決定いたしましたのでお知らせいたします。
記
1.譲渡をする事業
当社の主要事業の一つである省エネルギー支援サービス事業の中で、今春より事業化に向けて開発に着手してまいりましたエネルギーマネジメント事業が対象です。
・エネルギーマネジメント事業の概要
事業の内容 エネルギー使用に関するモニタリングおよびレポーティング
売上高(平成19年6月期) 160千円
事業(開発)に従事する人員 5名(人員の移籍は現状未定)
事業に供する資産の額約 2,000千円
譲渡を予定する時期 平成19年9月下旬
2.譲渡の理由
当社では今後の重点戦略として、温暖化ガスの排出抑制を主眼とする、再生可能エネルギー分野、省エネルギー支援分野に、より一層の集中をしてまいります。経営資源を従来より一層傾斜的に重点分野に配分し、早期の体質強化を目指す方針です。本件につきましても、こうした流れに沿った決定であります。
現在、省エネ支援サービス事業は、一次エネルギーの高騰や、業務系省エネサービスの競争環境の変化を受けて、事業としての収益性が低下しつつあります。こうした背景の下、当社では新ビジネスの立ち上げ等に尽力してまいりましたが、このたび従来型の省エネサービスとは事業の性質が大きく異なるエネルギーマネジメント事業の別会社化を図ることにより、新ビジネスの開発力強化、早期収益事業化を目指してまいる所存です。
3.筒見憲三の今後について
前代表取締役社長筒見憲三は、平成19年5月15日に社長を辞職した後、省エネルギー支援サービス事業の建直しに携わってまいりましたが、来る第11回定時株主総会後の当社取締役任期満了を機に、エネルギーマネジメント等の事業を目的とした新会社を設立し、社長として陣頭に立ち新規事業モデルの早期立ち上げに注力してまいります。また新会社は従来のファーストエスコの枠組みを離れ、異なる角度から「環境」「エネルギー」などの分野に取り組んでいく計画です。
また同氏は、引き続きファーストエスコ「ファウンダー」として当社特別顧問の立場からFESCOの事業推進に携わっていく予定です。
4.今後の見通し
当社は、今後も引き続き「省エネルギー支援サービス事業」「グリーンエナジー事業」「電力ビジネス事業」の3つのESCO事業を推進してまいります。これら各事業部門のノウハウ及び技術の共有を通じてお客様、社会に対して複合的かつ総合的なエネルギー・サービスを提供してまいります。
なお本件による本年度(平成20年6月期)の当社連結業績に対する影響は軽微であります。
以 上