リニアテクノロジー、独自の電圧スレショルドを備えたシングル監視デバイスを発売
リニアテクノロジー、新製品「ＬＴＣ２９１５／ＬＴＣ２９１６」を販売開始
外付け抵抗なしで２７種の独自の電圧スレショルドをモニタするシングル監視デバイス
－ リニアテクノロジーは、ピンで選択可能な２７種の独自のスレッショルドを備え、多くの異なるソリューション向けに種々の電圧モニタを提供するシングル電圧監視デバイス「ＬＴＣ２９１５／ＬＴＣ２９１６」の販売を開始しました。ＬＴＣ２９１５とＬＴＣ２９１６のいずれにも、コマーシャル温度グレード、インダストリアル温度グレード、車載温度グレードがあり、１，０００個時の参考単価は１３２円（税込み）からで、リニアテクノロジー国内販売代理店各社経由で販売されます。
ＬＴＣ２９１５はシングルデバイスで、様々なモニタ作業に適合するように容易に設定することができます。そのため、独自の電圧スレッショルドを備えた複数の監視デバイスを認定し、ストックしておく必要はありません。
ＬＴＣ２９１５は１２Ｖをモニタするネットワーク・サーバをはじめ、低電圧の携帯機器などの様々なアプリケーションで使用可能です。スレッショルドは２７種類から選択可能で、高価な０．１％精度の外付け抵抗を使用せずに±１．５％の全体精度で規定されています。高さの低い（＜１ｍｍ）８ピンＴＳＯＴ－２３（ＴｈｉｎＳＯＴ（ＴＭ））および３ｍｍ×２ｍｍ ＤＦＮパッケージで供給され、－４０℃～＋１２５℃の温度範囲で仕様が保証されるＬＴＣ２９１５は、車載モニタ、ハンドヘルド機器、光ネットワーク、汎用電圧モニタに最適です。
ＬＴＣ２９１５は、内部で設定される９つのスレッショルド（１２Ｖ、５Ｖ、 ３．３Ｖ、２．５Ｖ、１．８Ｖ、１．５Ｖ、１．２Ｖ、１．０Ｖ、調整可能な０．５Ｖ）から１つを選択する２つのスリーステート入力を搭載しています。また、３つ目のスリーステート入力により、入力スレッショルドが選択された電圧レベルよりも－５％、－１０％、－１５％のどれだけ下回るかが決まるので、マージニングが可能です。
ＬＴＣ２９１５のバリエーションであるＬＴＣ２９１６は、同じ９種類の入力スレッショルドを備えていますが、許容誤差が－５％固定です。また、ＬＴＣ２９１６は独立した手動リセット入力を搭載しているので、シンプルなプッシュボタン・インターフェイスが可能です。
ＬＴＣ２９１５とＬＴＣ２９１６はどちらも１．５Ｖ～５．５Ｖの単一電源で動作し、消費電流は３０μＡです。ＬＴＣ２９１５／ＬＴＣ２９１６の入力コンパレータのグリッチ耐性により、誤ったトリガリングのない信頼できるリセット動作が可能なので、ノイズの多い電源の短いグリッチに対する耐性を向上させることができます。これらの監視デバイスは２００ｍｓ、４００μｓまたは可変期間に設定可能な遅延を備えたアクティブ"Ｌ"のリセット出力を搭載しているので、プロセッサが動作を開始する前にメモリを初期化しロードする時間が与えられます。
【 ＬＴＣ２９１５／ＬＴＣ２９１６の特長 】
・外付け抵抗なしで選択可能な９種類の電源をモニタ：
・１２Ｖ、５Ｖ、 ３．３Ｖ、２．５Ｖ、１．８Ｖ
・１．５Ｖ、１．２Ｖ、１．０Ｖ、＋ＡＤＪ（０．５Ｖ）
・選択可能な３種類の許容誤差
・－５％、－１０％、－１５％（ＬＴＣ２９１５）
・手動リセット入力（ＬＴＣ２９１６）
・１．５Ｖ～５．５Ｖ電源動作
・１２５℃まで動作を保証
・保証スレッショルド精度：±１．５％
・６．２Ｖシャント・レギュレータにより、高電圧動作が可能
・低消費電流：３０μＡ
・電源グリッチ耐性
・ＶＣＣ≧０．８ＶでＲＳＴを保証
・高さの低い（＜１ｍｍ）８ピンＳＯＴ－２３（ＴｈｉｎＳＯＴ）および（２ｍｍ×３ｍｍ）ＤＦＮパッケージ
注：ＶＣＣのＣＣは下付。
◆お客様お問合せ先：
リニアテクノロジー（株）
ＴＥＬ ０３－５２２６－７２９１（代表）
http://www.linear-tech.co.jp