凸版印刷、絵柄に文字や画像が浮かび上がる「ステルス型あわすとでーる」を開発
~デザインの自由度を向上させ、新しい遊びのカタチを提案!~
絵柄の中に文字や画像が隠せる『ステルス型あわすとでーる』を開発
凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:足立直樹、以下 凸版印刷)は、2枚のシートを重ねると隠れた文字や画像が現れる「あわすとでーる」の新バージョン『ステルス(隠匿)型あわすとでーる』を開発しました。9月1日より販売を開始します。
「あわすとでーる」は、規則正しく並んだ点や線が重なり合った時に発生する縞状の斑紋「モアレ現象」を利用して文字や画像を浮き上がらせています。これまでの「あわすとでーる」は、文字や画像を隠したい箇所を砂目模様にしておく必要がありましたが、『ステルス型あわすとでーる』は、「モアレ現象」の模様の構成を改良することにより、砂目模様を使わず既存の絵柄の中に文字や画像を隠すことが可能になりました。
砂目模様を入れなくてもよくなったことで、デザインの自由度が大幅に向上、利用シーンが拡大 します。これまでの用途は、くじやトレーディングカードをはじめ、砂目模様が入っても見た目に影響の少ないものに限られていましたが、今後は意匠性やユニークさの求められる児童書や知育教材をはじめとした出版物への展開が期待できます。
また、砂目模様が入っていないため、絵柄のどこに文字や画像が隠れているかわからないゲーム性を活かし、最新のセールスプロモーションツールとしても、様々な分野に向けて積極的に販売していきます。
<背 景>
凸版印刷では2001年4月に「あわすとでーる」を販売開始。
販売開始以降、PETシート同士の組み合わせだけではなく、低価格コストを実現した「用紙対応型あわすとでーる」や、カラー対応した「あわすとでーるカラーバリエーション」、また、暗号画像のあわせやすさを飛躍的に向上させた「あわすとでーるネオ」を販売しています。最新のセールスプロモーション方法で、かつゲーム性を兼ね備えたインパクトの強い販促ツールとして好評を得ており、 これまでにも食品・飲料業界や流通業界などをはじめ、「あわすとでーる」シリーズは幅広い分野で20社以上の採用実績があります。
しかし、これまでのタイプはいずれも、文字や画像を隠すのに、砂目模様を使わなければならず、お客さまからは、砂目模様を入れず既存の絵柄の中に直接文字や画像を隠して、見た目やデザイン性の向上を図りたいとの要望が多く寄せられていました。
<主な用途>
・隠した文字や画像の位置がすぐには特定できない
ユニークさを活かした、児童書や問題集などの知育教材、他出版物
【 具体的使用例 】
絵本などの出版物の絵柄を損なわず文字や画像を隠せます。
読者がどこに文字や画像が隠されているかを探せる新しいタイプの仕掛け本として活用できます。
・従来とは異なるゲーム性を活かした、集客・販促ツール、キャンペーン・コミュニケーションツール
【具体的使用例】
チラシやポスター、ダイレクトメールの封入物に、予め、暗号化した文字や画像を印刷しておきます。各店舗で保有している暗号確認用シートを重ねることで、その場で内容を確認できるため、くじとして活用するなど来店促進を図ることが可能です。これまでとは異なり、暗号が隠れている場所を特定する必要があるため、パズル的な楽しみができるキャンペーン企画が可能です。
<販売価格>
暗号制作価格:1点につき7万円~
※ベースデザインは持ち込み可能です
※製版・印刷代、フィルム代は別途必要です。
<売上目標>
2009年度までに 4億円
【 添付画像 】
「ステルス型あわすとでーる」絵柄に直接文字や画像を隠せる
以 上