2007年09月10日
ソフトウェア・ビデオ・コーデックの「モビクリップ」を
フリースケール・セミコンダクタ社のi.MX31Lに搭載
~ 「フリースケール・テクノロジ・フォーラム・ジャパン 2007」 に参考出展 ~
2007年9月12日、「フリースケール・テクノロジ・フォーラム・ジャパン 2007」において出展されるi.MX31L(ARM1136JF-S コア、フリースケール・セミコンダクタ社製)用Windows Embedded CEデベロッパーズキット”WA5501-AD00-60/50”(横河ディジタルコンピュータ社製)に、アクトイマジンの高品質、高圧縮率、低消費電力のソフトウェア・ビデオ・コーデック「モビクリップ」の実装を致しました。本展示では24fps VGAのフル画面でデモンストレーションを行います。
近年、携帯端末、マルチメディア機器、携帯ゲーム機など、より高品質な動画を表示することが求められる一方、開発者はハードウェアのコストダウン、低消費電力による長時間運用などの問題にも直面しています。
「モビクリップ」は、モバイル・プラットフォーム向けに最適化されたソフトウェア・ビデオ・コーデックで、あらゆる電子デバイスでQVGAからFull HDまで対応し、フル画面で高品質の映像を表示することができます。CPUパワーをより効率的に使用しCPU への負荷が少ないため、 携帯電話、携帯ゲーム機などにも適用でき、長時間の連続再生を可能にします。
低消費電力の高性能モバイル・エンターテイメント向けアプリケーション・プロセッサi.MX31Lを搭載した「Armadillo-500」(アットマークテクノ社製)、豊富な通信機能、マルチメディア機能を備えたWindows Embedded CE、そして「モビクリップ」を組み合わせることにより、高品質、高性能な携帯端末、マルチメディア機器を開発していただけます。
アクトイマジン株式会社 代表取締役 森田伸のコメント
「CPUボードの高機能化に伴い、鮮明な動画表示は必要不可欠な機能になりつつあります。しかし、一般にスタンダードと呼ばれるコーデックを利用して動画を再生させる段階になると様々な問題に直面することは少なくありません。弊社の『モビクリップ』はARM用に最適化されたコーデックで、従来なら困難と思われたハードウェア上でも鮮明な動画再生を可能にした画期的な技術です。この度、横河ディジタルコンピュータ社様及びアットマークテクノ社様のご協力を得て、i.MX31Lを搭載した『Armadillo-500』に弊社の動画コーデックを組み込み、鮮明でスムーズな動画再生を実感していただける機会を提供できることになりました。ハードウェアとソフトウェアを合わせたソリューションの可能性をご自分の目でご確認ください。」
横河ディジタルコンピュータ株式会社 代表取締役社長 石渡誠 氏のコメント
「携帯電話、携帯端末、携帯ゲーム機など、これまでそれほど高い動画再生品質が要求されなかった機器に、ワンセグ放送、ビデオクリップ配信の普及により、より高画質、より高品質な動画再生能力が求められるようになってきています。また、携帯機器の宿命として、長時間連続稼動の要求が必須とされ、開発者はこれらの相反する条件を短期間で開発しなければならない状況にあります。i.MX31L搭載の『Armadillo-500』をベースにWindows Embedded CEデバイスを開発し、動画再生に『モビクリップ』を採用することは、よりハイレベルなマルチメディア対応製品の開発に大きく貢献できるものと確信しております。」
株式会社アットマークテクノ 代表取締役 実吉智裕 氏のコメント
「ARMアーキテクチャに最適化された動画コーデック『モビクリップ』が『Armadillo-500』でも動作することを以前から強く期待しておりました。今回、各社様のご協力により、今後の組み込み機器向けOSとして期待されている『Windows Embedded CE』上での動作が実現しました。i.MX31Lを採用した小型で低消費電力な『Armadillo-500』と『Windows Embedded CE』の組み合わせに『モビクリップ』が加わることによって、マルチメディア機能を持つ機器の開発がより容易で実現性が高いものとなり、今後の組み込み機器開発に貢献できるものと確信しております。」
‐おわり‐
アクトイマジン株式会社について
アクトイマジンは本拠点のパリをはじめ、東京、シンガポール、サンディエゴで、モバイル・プラットフォームのビデオの限界を押し広げる、特許取得ビデオ・コーデック製品 「モビクリップ(Mobiclip™)」の開発ならびにライセンスに基づく販売を行っています。「モビクリップ」は、高品質のモバイル・ビデオ・コンテンツ市場からの要望に応え、他に類を見ないビデオ体験を提供し、すでに主要な製造メーカーおよびコンテンツ配信事業者による多数の採用実績を誇ります。バッテリーの消耗を抑えつつフル画面でDVD並の品質を実現するための、モバイル・プラットフォーム用ビデオの開発に向けて取り組んでいます。詳細はhttp://www.actimagine.com/をご覧下さい。
横河ディジタルコンピュータ株式会社について
横河ディジタルコンピュータ株式会社は、マイクロコンピュータや周辺システムの設計、開発に広く関わる事業を展開してまいりました。 特にインサーキットエミュレータ(ICE)分野では、トップクラスの実績を有し、携帯電話、情報家電、自動車、産業機器など最先端の開発現場で数多く使用していただいております。国内ばかりでなく海外でも高く評価されており、米国シリコンバレーに支店、中国、韓国、東南アジア、ヨーロッパなどにも販売代理店を置きワールドワイドな製品の提供ができるようになっております。また、T-Engineに代表される各種プラットフォームやWindows CEなどの開発スタータキット、さらには組込み開発分野における開発プロジェクトのプロセスを改善するためのコンサルティングやツールの提供にも力を入れており、組込み分野を熟知している当社の経験や知識を活かした理想的な開発環境として提供しています。詳細はhttp://www.yokogawa-digital.com/ をご覧ください。
株式会社アットマークテクノについて
株式会社アットマークテクノは、1997年11月に設立されたシステムハウスです。マイコンを使用した組み込み機器のハードウェア/ソフトウェアの総合した開発を得意とし、Linuxに対応した小型CPUボードを中心に、情報家電向けに特化した技術開発を行っています。詳細はhttp://www.atmark-techno.com/ をご覧ください。
お問合せ先
アクトイマジン株式会社
マーケティング部 担当:武藤
〒105-0011東京都港区芝公園1-3-10 PAE芝ビル2F
Tel:03-5402-3810
Email: asami.muto@actimagine.co.jp
URL: http://www.actimagine.com/
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