株式会社 日本能率協会総合研究所(代表取締役社長:榮 武男)は、キッチン・リビング・ダイニングの実態を明らかにすることを目的として「キッチンとリビングに関する調査を実施しました。当調査では、キッチン・ダイニング・リビングの組み合わせのほか、各部屋の満足度や理想のキッチンの組み合わせなどを調査し、以下のようなことが分かりました。
1.キッチン・リビング・ダイニングの組み合わせは「LDK」がもっとも多く3割程度。もっとも少ないのは「D+K」。
キッチン・リビング・ダイニングの組み合わせをみると、もっとも多いのはキッチン・リビング・ダイニング一体型の「LDK」(30.7%)であった。次いでキッチン独立型の「LD+K」(25.2%)、ダイニング・キッチン一体型の「DK」(19.2%)であった。もっとも少ないのは、「D+K」(2.6%)であった。
2.「キッチン」の広さは3畳以上5畳未満がもっとも多く、平均は3.8畳。
キッチンの組み合わせが「キッチンのみ」「ダイニング+キッチン」「リビングダイニング+キッチン」「リビング+ダイニング+キッチン」と回答した人に、そのキッチンの広さを尋ねたところ、3畳以上5畳未満がもっとも多く、平均すると3.8畳であった。
3.「LDK」の広さは、12畳~14.9畳がもっとも多く、平均は14.3畳。
ご自宅が「LDK」タイプの人のうち、もっとも多いのは広さが12畳~14.9畳の人で4割弱を占めている。また、平均は14.3畳となっている。
4. 「I型」タイプのキッチンがもっとも多く使用されている。
キッチンのレイアウトは「I型」タイプがもっとも多く、全体の6割以上を占めている。もっとも少ないのはペニンシュラ型(1.0%)であった。
5.キッチンの「広さ」や「使いやすさ」に不満をもっている人はほぼ2人に1人。
キッチンの「広さ」に対する満足度を尋ねたところ、不満(「やや不満」(31.6%)+「非常に不満」(20.4%))と回答した人は、全体の52%を占めていた。また、「使いやすさ」についても同様に、全体の約半数が不満(「やや不満」(30.0%)+「非常に不満」(15.0))と回答した。
6.ダイニングの床材が「フローリング、板の間」の人は全体の6割以上。続いて「ビニル床」(14.1%)。
ダイニングの床材でもっとも多いのは「フローリング、板の間」で全体の6割以上を占めている。次いで「ビニル床」(14.1%)、「カーペット」(9.3%)となっている。
7.理想のキッチンの組み合わせは「LDK」がもっとも多く全体の37%。次いで「L+DK」、「LD+K」となっている。
理想のキッチンの組み合わせは「LDK」がもっとも多く、全体の37.1%を占めている。以下「L+DK」(29.4%)、「LD+K」(16.0%)と続いている。
<調査概要>
調査方法 : 小社「MDBネットサーベイ」利用によるインターネットリサーチ
調査エリア : 全国
調査対象者 : 20才以上の主婦
有効回答数 : 313 名(有効回答数)
調査実施期間 : 2004年6月10日~6月14日