日本フードサービス協会、2006年の外食産業市場動向調査を発表
日本フードサービス協会会員社による外食産業市場動向調査
2006年(平成18年1月~12月合計)年間結果
<全店ベース>
・全業態トータルの全店売上は、前年比102.8%と前年(2005年)を2.8%上回った。客数は101.7%、客単価も101.1%とアップし売上増に繋がった。
・月別の状況では、売上は全ての月で前年を上回り、客数は5月と6月でマイナスだったものの他の月はプラス、客単価は1月から3月までは前年を下回ったが4月以降はプラスが続いている。
・業態別の売上ではファーストフード104.0%、ファミリーレストラン100.0%、パブ/居酒屋109.2%、ディナーレストラン102.9%、喫茶102.4%、その他103.2%といずれもプラスとなったが、業態業種によって若干のバラツキが見られる。
・客単価は101.1%と前年よりアップ、各業態で前年を上回っており安定した状況が続いている。
・店舗数は全業態で101.1%と僅かに増えているが、伸びの大きい業態がある反面、前年より減少している業態業種があるなど市場の変化がうかがえる。
<既存店ベース>
・既存店ベースでは売上は100.1%と前年に比べ0.1%のプラスとなり、1994年に調査を開始して以来、はじめて前年を上回った。個人消費回復傾向を受け、メニュー価格のアップ、外食支出の増加などで客単価が上昇したことで売上が伸びた。
月別では、3月から9月まで7ヵ月連続で前年同月を上回るなど年の中央は堅調に推移した。
・業態別ではファーストフードとディナーレストラン、喫茶で前年比プラスとなり、ファミリーレストランとパブ/居酒屋は客数減により売上は前年を下回っている。
・全業態の客数は99.3%と僅かに減少、ファーストフードとディナーレストランは前年を上回ったが、他の業態はマイナスとなった。
・客単価は100.7%と上昇、全ての業態で前年よりアップしている。