沖電気、ホテル機能を強化したIP-PBX「IPstage EX300 リリース3」など発売
IP&モバイル対応の最新ホテル機能を実現する
「IPstage(R) EX300」「IPstage MX」新モデルを発売
~ 無線LANデュアル端末などモバイル端末のラインナップを拡大、「ひかり電話」にも対応 ~
OKIは、中小規模オフィス向けIP-PBX「IPstage(R) EX300」(約300回線まで対応)およびIP&モバイルビジネスホン「IPstage MX 」(約100回線まで対応)のホテル機能を強化し、NTTドコモの「FOMA(R) N902iL」やKDDIの「E02SA」など、モバイル端末のラインナップを拡大した中小規模最新モデル(それぞれ「IPstage EX300リリース3」、「IPstage MXリリース3」)を本日より販売開始します。新たにモバイル端末に加わる多機能電話機「マルチ・キーテレホンRカールコードレス電話機(注1)」も、同じく本日より販売開始します。
近年、ビジネス客を主な顧客とし、新規開店が堅調な伸びを示しているビジネスホテルでは、インターネット接続など、ビジネス客が求める付加価値の高いサービスの提供が求められています。旅行客を主要顧客とするホテルや旅館でも、顧客サービスの向上やコスト削減のために、IPやモバイルを活用したサービスを求める声が高まってきています。
このたび販売を開始する「IPstage EX300リリース3」および「IPstage MXリリース3」は、ホテルコンピュータと連動することで、本格的なホテルシステムによるフロント業務を可能にします。また、「マルチ・キーテレホンR」のフレキシブルキー(注2)やキーランプユニット(注3)をルームインジケータとして利用することで、ホテルコンピュータを使用せずに、簡易で経済的なシステム構成も可能です。さらに、Webブラウザを使ってフロント業務を行えるWebルームインジケータ機能も用意しました。
モバイル端末としては、多機能電話機「マルチ・キーテレホンR」の新たなラインナップとなるカールコードレス電話機をはじめ、NTTドコモから発売予定の新しい無線LANデュアル端末(注4)「FOMA N902iL」やKDDIの「E02SA」などを収容できます。フロントにカールコードレス電話機、客室清掃員はPHS端末、外出の多い営業員には無線LANデュアル端末など、用途に応じた最適な端末を使って、従業員のモビリティの向上と迅速なサービス提供を実現できます。OKIのVoIP対応無線LANアクセスポイント「MWINS(R) BR2100シリーズ」やIP対応のPHS基地局「UF7200IP」をシステムに組み入れることで、特にビジネスホテルでニーズの高い館内での無線LANサービスと機動力のある業務用内線も実現できます。
さらに、NTT東日本及びNTT西日本が提供している法人向けIP話サービス「ひかり電話ビジネスタイプ」を、専用装置を使うことなく直接収容できるので、客室サービス用のインターネット回線と共用することで、経済性を高めることが可能です。
また「IPstage MX」では、ボイスメール機能を本体に内蔵できます。特別な外部装置を追加することなく、経済的かつ容易にサービス提供できます。ホテル・旅館においても、お客様や取引先との遣り取りをワンタッチで録音できますので、確実な対応が可能になります。
なお、2006年10月より「IPstage MX」と共に販売している小規模オフィス(30回線以下)向けのビジネスホン「IPstage SX」も機能強化を図り、「IPstage SXリリース3」として同時に販売開始します。このたびラインナップに加わったモバイル端末の収容など、ホテル機能を除く全ての機能を使用できます。
【販売計画】
標準価格:
・「IPstage EX300 リリース3」ホテル構成(100室の例) :¥9,000,000~
・「IPstage MXリリース3」ホテル構成(50室の例) :¥3,000,000~
・「マルチ・キーテレホンR カールコードレス電話機」 :¥98,000(税抜き)
出荷時期:
・「IPstage EX300/MX/SXリリース3」 :2007年3月1日
「IPstage MX/SX」の「内蔵ボイスメール」および「IPstage EX300」の「ひかり電話ビジネスタイプ」の直収については、4月1日出荷分より対応予定
・「マルチ・キーテレホンR カールコードレス電話機」 :2007年4月1日
販売目標:
・「IPstage EX300」 :販売開始後3年間で10,000台
・「IPstage MX/SX」 :販売開始後3年間で100,000台
・「マルチ・キーテレホンR」シリーズ :販売開始後3年間で1,200,000台
(「IPstage MX/SX」および「マルチ・キーテレホンR」シリーズは海外販売を含む)
【「IPstage EX300/MX/SX リリース3」の主な特長】
* 関連資料 参照
【多機能電話機「マルチ・キーテレホンR カールコードレス電話機」の主な特長】
* 関連資料 参照
【用語解説】
注1: カールコードレス電話機
受話器(ハンドセット)をコードレス子機として使用できる多機能電話機です。子機からの発信・応答・保留などの操作が可能です。
注2: フレキシブルキー
多機能電話機に複数備わり、ビジネスホンの様々な機能を割り当てることで、割り当てた機能をワンタッチ操作で使用できるボタンです。
注3: キーランプユニット
多機能電話機と組み合わせて使用することで、フレキシブルキーの数を拡張可能なユニットです。例えば、ホテルの客室数が多機能電話機のフレキシブルキーの数を超える場合などは、キーランプユニットを増設することで、ランプ表示を使った客室ごとの状態表示が可能です。
注4: 無線LANデュアル端末
無線LAN圏内では内線、無線LAN圏外では携帯電話として使用可能な電話機です。
※ 沖電気工業株式会社は、グローバルに認知される成長企業を目指し、通称を「OKI」とします。
※ IPstage、MWINSは沖電気工業株式会社の登録商標です。
※ FOMAは株式会社NTTドコモの登録商標です。
※ その他、記載されている会社名、製品名は一般に各社の商標または登録商標です。
<本件に関するお客様からのお問い合わせ先>
IPシステムカンパニー
企画室 プロモーションチーム
電話:03-5445-6251