忍者ブログ

ニュースリリースのリリースコンテナ第二倉庫

ニュースサイトなど宛てに広く配信された、ニュースリリース(プレスリリース)、 開示情報、IPO企業情報の備忘録。 大手サイトが順次削除するリリースバックナンバーも、蓄積・無料公開していきます。 ※リリース文中の固有名詞は、発表社等の商標、登録商標です。 ※リリース文はニュースサイト等マスコミ向けに広く公開されたものですが、著作権は発表社に帰属しています。

2025'02.05.Wed
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2007'08.11.Sat

ソニー、FeliCa ICチップの累計出荷が2億個を達成

FeliCa(フェリカ)ICチップ累計出荷2億個達成
~社会インフラを支える簡単便利な“かざす”技術として急速に拡大中~


 ソニーは、1996年に非接触ICカード技術 FeliCa(フェリカ)のカード出荷を開始し、本年3月にフェリカ ICチップの累計出荷 2億個を達成しました。2億個のICチップのうち、約1億6千万個が“Suica”や“Edy”をはじめとした各種フェリカ・カード用に、また4千万個以上が“おサイフケータイ”(携帯電話)向けICチップ(名称:モバイルフェリカICチップ)として出荷されています。

* 「FeliCa対応ICチップ 累計出荷推移」参照

 フェリカは事業開始以来、約10年で累計出荷1億個達成しましたが、今回の2億個達成は約1年半という短期間での達成になりました。これには、2004年夏から発売が開始された“おサイフケータイ”の急速な普及と電子交通乗車券や電子マネーサービスの急拡大が寄与しています。

 現在、フェリカのアプリケーションは、交通乗車券から電子マネー、クレジット、社員証、会員証からポイントカードなど大きな広がりをみせており、各サービスを展開している事業者は、カードや携帯電話を“かざす”だけで、簡単、便利、安全なサービスをお客様に提供しています。
 さらに今後は、エンタテインメントや飲食、スポーツ等の業界へも積極的な展開をはかり、フェリカならではの利便性と楽しさを演出していきます。

■ FeliCaの特長
1. 柔軟性の高いアプリケーション構築が可能
 ・ 一枚のカードや一台の携帯電話へ複数のアプリケーションの搭載が可能なため、複数の事業者が共通で利用可能
 (ファイル毎に個別に鍵やアクセス権の設定が可能なファイルシステム)

2. 業界最高速の処理スピードを実現
 ・ カードを読取り機(リーダーライター:R/W)にかざしてから、[データ検出]、[カードとR/Wの相互認証]、[データ読込み]、[データ記録] の全プロセスを暗号処理も含め0.1秒で実現 

3. 高いセキュリティの実現
 ・ カードとR/Wでの相互認証と通信データの暗号化によるソフトウェア面でのセキュリティ
 ・ 耐タンパ技術によるハードウェア面でのセキュリティ
 ・ 情報技術の安全性を保証する国際規格ISO15408において、民生用としては最高レベルにあたるEAL4をICカードとカードOSの両方で取得(非接触ICカードでは世界初) * フェリカカードモデル:RC-S860

4. フェリカ技術の通信方式は、国際標準規格ISO/IEC18092に準拠

■ 開発と普及の歴史
 ソニーはICカードの技術開発を1988年に開始し、その後、非接触ICカード技術方式(現在のFeliCa)を確立しました。1995年、香港オクトパス社の次世代交通システム用の電子交通チケットへの採用を皮切りに、JR東日本の“Suica”にも採用され、その後もシンガポール、中国、インド、タイなど公共交通の利用頻度が高いアジア地域で、交通乗車券用途での採用が広がっています。またフェリカの特長を活かし、“Edy”の電子マネー用途等へも幅広く展開されています。
 2004年には、接触式ICカード機能も併せ持つデュアルインターフェースICチップを開発、東京三菱銀行(現 三菱東京UFJ銀行)などに採用されました。また、携帯電話向けのフェリカICチップ(モバイルフェリカICチップ)を開発し“おサイフケータイ”として端末と対応サービスが急速に拡大中です。
 2006年には富士通と次世代ICチップも開発しICカードのラインアップを拡充いたしました。
 また2007年上半期にNXPセミコンダクターズと非接触IC事業に関する合弁会社を設立予定です。

* 「FeliCa普及地図」参照

■ FeliCa事業の特長
 フェリカは[OS]と[通信]から構成される非接触ICカードの技術方式であり、採用する事業者がアプリケーションを載せ、カードを発行する形態で事業が普及しています。(フェリカは事業者のサービスを陰で支える技術のため、カードの券面にソニーのロゴやフェリカのロゴは印刷されないことが基本です)
 ソニー(株)にとってのフェリカの事業は主にデバイス事業ですが、ICカードの販売のみで発展しているものではないと認識しています。それは、フェリカを搭載したカードや携帯電話などの“モノ”、SuicaやEdyなど“サービス”、そして各種サービスが利用できる店舗など“場所”が、三位一体となることで、はじめてフェリカが真に利用価値あるインフラとして普及拡大していくと考えているためです。
 ソニーは採用する事業者や関連機器メーカーと一緒になり三位一体となるよう事業を推進しています。
 また、ソニーグループとしては上記事業にとどまることなく、フェリカ対応携帯電話向けのサービスプラットフォーム運営を行うフェリカネットワークス(株)、プリペイド型電子マネーのサービス事業を行うビットワレット(株)、(株)ソニーファイナンスインターナショナルなど、幅広くフェリカに関わるハードからアプリケーションまで事業を推進しています。

※ FeliCaはソニー株式会社の登録商標です。
※ Suicaは東日本旅客鉄道株式会社の登録商標です。
※ Edyは、ビットワレット株式会社が管理するプリペイド型電子マネーサービスのブランドです。
※ おサイフケータイは株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモの登録商標です。

PR
Post your Comment
Name:
Title:
Mail:
URL:
Color:
Comment:
pass: emoji:Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
trackback
この記事のトラックバックURL:
[8179] [8178] [8177] [8176] [8175] [8174] [8173] [8172] [8171] [8170] [8169
«  BackHOME : Next »
広告
ブログ内検索
カウンター

忍者ブログ[PR]