インターコム、自動データ変換ツール「Biware EasyExchange」を発売
「CII 標準※1、固定長、可変長、CSV、XML※2、DB※2」など
様々なデータフォーマットの相互変換に対応!
異なる企業間EDIのデータ連携を強力にサポートする
自動データ変換ツール「Biware EasyExchange」を販売開始!
通信ソフトの開発メーカーである株式会社インターコム(〒110-8654 東京都台東区台東1-3-5反町ビル、TEL:03-3839-6231、資本金:8,400万円、社長:高橋啓介)はこのほど、企業間EDI(電子データ交換)の受発注や企業内の異なるシステム間でのデータの受け渡しにおいて、データ変換処理を自動実行するソフトウェア「商品名:Biware EasyExchange(バイウェア イージーエクスチェンジ)」を新開発。2007年7月13日より販売開始いたします。
現状の企業間EDIにおいては、企業ごとに異なるデータフォーマットを採用しています。そのため、取引先のデータを自社システムに取り込むためにはデータ変換処理が必要となります。また企業内システムにおいても、例えばプラットフォームとしてメインフレームとオープン系サーバー(Windows/UNIXなど)が混在しているケースでは、データを受け渡す際に漢字などの文字コードを変換する必要があります。加えて財務管理システム、製造管理システムなど複数の業務システムが個別に構築されているケースでも、それぞれのシステムに合わせてデータレイアウトの変換が必要です。
このようなデータ変換処理は、従来専用のプログラムを開発して対応していました。しかしながら、特に企業間EDIにおいては、取引先が増えるたびに新たに変換プログラムを開発したり、取引先のシステムに変更があれば変換プログラムに修正を加えるなど、開発やメンテナンスにおける多大な時間やコスト負担を強いられることになります。
本商品は、企業間および社内のシステム間におけるデータの受け渡しにおいて、フォーマット変換、項目属性変換、文字コード変換などを行うことで、システム間のスムーズなデータ連携を実現する汎用のデータ変換ソフトウェアです。CII標準を始め、固定長や可変長、CSVなど様々なデータフォーマットに対応し、取引先ごとのデータ変換方法を画面上のマウス操作で簡単に定義できます。データ変換処理に必要な機能を1パッケージで提供するため、変換プログラムを一から開発する場合と比べて導入・運用にかかる時間やコストを大幅に軽減できます。
主な特長としては、(1)CII標準、固定長、可変長、CSV、XML、DBなど様々なデータの相互変換に対応している点。(2)データ変換定義の9割程度を自動設定できるなど操作性に優れている点。(3)特に文字コード変換の処理能力に優れた高度なデータ変換エンジンを搭載している点。(4)データ変換定義上の設定エラーを容易に検出できる点が挙げられます。詳細は以下の通りです。
■特長1:様々なデータフォーマットや文字コードの変換に対応!
CII標準を始め、固定長や可変長、CSV、XML、DBなど様々なフォーマットのデータを取り扱うことができます。例えばEDIで複数の取引先に対して請求書を発行する場合などに、社内の請求書関連の1ローカルファイルを取引先ごとのフォーマットに合わせて複数の標準ファイルへ分割できます。その反対に複数の取引先より送付された注文書を処理する場合などに、送られてきたそれぞれのファイルに対して、自社システムのフォーマットに合うように管理情報ファイルなど特定のファイルを結合することも可能です。その他、国内で利用されている様々な文字コードにも対応しており、文字コード変換ツールとしての機能も優れています。
■特長2:設定操作の約9割は自動化OK!操作性に優れたデータマッピング設定
GUIベースのマッピング(データレイアウト変換)ツールを利用して、レイアウト変換のルールを設定できます。マッピングツールでは、変換元と変換先のデータレイアウトが横並びで表示され、お互いに対応する項目をドラッグ&ドロップのマウス操作で結び付けるだけで簡単に設定できます。加えて、文字列の置き換えや削除などレイアウト変換時の編集付加処理を定義するロジックコントロールについても、GUI上から簡単に設定することが可能です。
さらに、変換先のデータレイアウトが変換元のデータレイアウトと同じ場合は、変換元のレイアウトを変換先へ複写することで横並びのマッピングを一括で設定できます。また、「商品名」や「価格」など変換元と変換先のデータレイアウトに見られる同一項目同士を自動的にマッピングすることも可能です。競合商品には無いこのような設定操作の軽減につながる機能を搭載することで、設定作業の9割程度を自動定義することが可能となっています。
■特長3:文字コード変換に強いデータ変換エンジンの搭載で高速処理を実現!
文字コードの変換は一文字ずつ順に変換処理を行うため、多大な負荷や時間がかかります。本商品では「EBCDIC-ASCII変換」や「IBM漢字-Shift JIS変換」など文字コード変換の高速処理を前提として変換エンジンを設計しております。そのため、文字コード変換を含んだデータ変換については、競合商品の約1.6倍という高い処理速度を実現※3 しています。多数の取引先と頻繁にデータ交換を行っているケースなどでは、取引業務の効率化という点で特に有効活用いただけます。
■特長4:運用効率を上げる変換レポートや設定エラー検出機能を搭載!
マッピング設定時の項目の関連付けやロジック コントロールについて、設定の都度、動作確認を行ってエラーを検出できます。複雑なマッピング設定であっても、設定エラーを容易に見つけられますので安心です。また、データ変換時の詳細レポートを出力できますので、変換エラーが発生した際の原因追及を容易に行うことができます。
本商品は、4月末に販売を開始しました次世代EDI規格「EDIINT-AS2※4」対応の中堅・中小企業向けEDI統合管理パッケージ「Biware EDI Assist」や、累計15万本の販売実績を誇るEDI通信コンポーネント「Biware」と併用していただくことで、各種取引形態に応じた企業間EDIシステムの構築が容易に実現できます。
弊社では20年以上の歴史を持つ通信ソフトベンダーとして、今後もデータ変換ツールを含むEDI関連商品のさらなる研究/開発を積極的に行い、大企業から中堅・中小企業までニーズに応じた最適なEDIソリューションをご提供して参ります。
※1 CII標準(CIIシンタックスルールおよびXML/EDIマッピング規則)は、EDIにおけるデータの表現形式の規約であり、EDIの標準化を目指して財団法人日本情報処理開発協会 電子商取引推進センターが制定した。家電業界や自動車業界など、様々な業界で広く利用されている。
※2 XMLおよびDB(データベース)のデータフォーマット変換は、2007年9月末の対応を予定。
※3 1000件のデータ(合計サイズ:128KB)に対して、「Shift JIS-IBM漢字コード変換」および「EBCDIC-ASCIIコード変換」を行い連続して変換処理した際にかかった時間を測定した結果、「Biware EasyExchange」が約6秒、他社商品が約10秒を記録した。本測定環境下において、「Biware EasyExchange」が他社商品の約1.6倍の高速変換処理を実現している。なお測定PC環境は、CPU:Celeron 2.4GHz、メモリ:512MB、OS:Windows XP Professional(2007年6月 弊社調べ)。
※4 EDIINT-AS2は、国際的なインターネット技術の標準化団体であるIETFのワーキンググループであるEDIINTが制定した通信手順。HTTPを用い、暗号化技術や電子署名などを使用したインターネット上での安全な情報交換に対応している。
<商品名>
Biware EasyExchange (バイウェア イージーエクスチェンジ)
<販売開始日>
2007年7月13日
<価格>
■スタンダード版:150,000円(税込 157,500円)
※CII標準の各業界に対応したマッピングテンプレートは含まれておりません (有償オプションにてご用意しております)。
※変換設定、テスト実行、運用モードは1台のPCでのみ実行可能です。
※複数の変換処理は順番に処理されます。
■プロフェッショナル版:500,000円 (税込 525,000円)
※CII標準の各業界に対応したマッピングテンプレートが付属しています。
※複数台のPCで同時に変換設定やテスト実行が可能です。なお運用モードでの実行は1台のPCでのみ可能です(各 PCにクライアント用アプリケーションをインストールする必要があります)。
※マルチスレッドにて複数の変換処理が同時に並列動作します。
<初年度販売目標>
5,000万円
<主な機能>
■データ フォーマット変換機能
■データ項目属性変換/編集機能
■文字コード変換機能
■データ マッピング機能
■マッピング テスト機能
■変換レポート機能
※各機能の詳細は、下記弊社 Webサイトをご覧ください。
http://www.intercom.co.jp/edi/exchange/function.html
<動作環境>
■OS
日本語 Microsoft Windows Vista Ultimate、Business、Home Premium、Home Basic/
Windows Server 2003,Standard Edition、Enterprise Edition/
Windows XP Professional、Home Edition/Windows 2000 Server、Professional
※Windows Vista/Server 2003/XP はすべて 32bitバージョンです。
■コンピュータ本体
CPU:Pentium 4 2GHz相当以上
■メモリ
256MB以上 (推奨 512MB以上)
※Windows Vistaの場合は1GB以上が必要です。
■ハードディスク
32MB以上の空き容量 (インストール時)
■対応データフォーマット
CII標準(EIAJ、JPCA、HWSW、JTRNなど)/固定長/可変長/CSV/XML/
DB(Oracle、SQL Server など)
■対応文字コード
Shift JIS/JIS/EBCDIC※/IBM漢字/JEF漢字-78/JEF漢字-83/KEIS漢字-78/KEIS漢字-83 / UNISYS/バイナリ/EUC-JP/UTF-8/UTF-16(BE)/UTF-16(LE)
※EBCDICコードは、標準、日立(カナ)、NEC(カナ)、IBM(カナ)に対応しています。
※interCOMは、(株)インターコムの登録商標です。
※Microsoft、Windows、Windows Serverは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標です。
※Intel、Pentium、Celeronは、米国およびその他の国におけるIntel Corporationまたはその子会社の登録商標です。
※Oracleは米国 Oracle Corporationおよびその子会社、関連会社の登録商標です。
※UNIXは、The Open Groupの米国ならびにその他の国における登録商標です。
※その他、記載されている会社名、商品名は、各社の登録商標または商標です。
<商品情報ホームページ>
http://www.intercom.co.jp/edi/exchange/
※その他、弊社EDI関連商品の詳細は下記Webサイトをご覧ください。
http://www.intercom.co.jp/edi/
<商品写真データ>
http://www.intercom.co.jp/press/images.html
<PDFカタログ>
http://www.intercom.co.jp/download/pdf.html