シスコ、エイチ・シー・スタルクに「ユニファイドコミュニケーション」を提供
エイチ・シー・スタルクがシスコのユニファイドコミュニケーションを導入
~時差による不在時の電話対応力の向上や、モビリティの簡便さを実現~
シスコ(代表取締役社長:黒澤 保樹、住所:東京都港区赤坂)は、エイチ・シー・スタルク株式会社(代表取締役社長:小島 満清、住所:東京都港区浜松町、以下「エイチ・シー・スタルク」)が、ネットワークを刷新し、シスコのユニファイドコミュニケーションを導入したことを発表しました。
エイチ・シー・スタルクは、タンタルやタングステン、モリブデンといった非鉄金属や希少金属などの分野において、ドイツに本社を置く世界の大手企業であるH.C. Starck GmbH社の日本法人です。特に日本の水戸工場はタンタルコンデンサ用タンタル粉末を製造しています。
同社はこれまで、他社のIPフォンを利用していました。しかし、機能的にほとんど従来のビジネスフォンと変わらず、IPフォンのメリットを享受されていませんでした。そこで、2007年3月末の本社移転を機に自社のネットワークとIPフォンを刷新し、シスコのユニファイドコミュニケーションを導入しました。
これまで同社のネットワーク機器は、ワールドワイドでシスコ製品に統一されており、ルータおよびスイッチは、すべてシスコ製品を導入していました。今回の刷新に際し同社は、IPフォンの機能やネットワーク機器との親和性などを評価し、シスコのユニファイドコミュニケーションを導入しました。具体的な導入製品としては、呼制御サーバ「Cisco CallManager」を冗長構成にし、ボイスメールシステム「Cisco Unity Connection」と約40台の「Cisco Unified IP Phone 7900 シリーズ」を導入しています。また、ネットワーク構成は音声とデータを統合し、V-LANで分けて利用しています。
<ネットワーク図>
(※ 関連資料を参照してください。)
同社がシスコのユニファイドコミュニケーションの導入によって得たメリットは、以下のとおりです。
1.拡張性
IPフォンが導入されたのは同社の日本法人のみですが、今後、ワールドワイドに点在する同社の全拠点での導入が実現すれば、アプリケーションの連携などの共用も容易になり、通信コストの削減もより可能になります。今回導入したシステムは、今後の拡張性を容易にすることができます。
2.不在時の対応力の向上
同社は、拠点がワールドワイドにあるため、時差の関係で日本の就業時間外に海外から電話がかかってくることも多いです。そのような時でも、ボイスメールにメッセージを残してもらうことが可能になりました。また、携帯電話などにメッセージを転送できるので、至急の対応も可能です。さらに、相手がメッセージを残さなくても着信履歴が残るため、翌朝すぐに対応することも可能になりました。
3.電話会議でのスピーカーフォンの音質が向上
同社では電話会議を頻繁に行っていますが、従来のIPフォンをスピーカーフォンとして利用すると、音質が悪く聞き取りにくいことがありました。それに比べてシスコのIPフォンは、スピーカーフォンにした時の音質が良く、一拠点数名なら聞き取りにくいことなく電話会議を行うことができます。
4.モビリティ
従来のIPフォンは、LANケーブルとACアダプタの両方の接続が必要だったため、電話機の移動が面倒でした。これ一方、シスコのIPフォンは、PoE(Power over Ethernet)対応なのでLANケーブルをつなぐだけでよく、移動が容易になりました。
【シスコシステムズ株式会社について】
シスコは、米国シスコ(NASDAQ:CSCO)の日本法人です。シスコは、ビジネスの基盤となるインテリジェントなネットワーキングソリューションから、音声、映像、データ、ストレージ、セキュリティ、エンターテイメントをはじめとする新しい分野、そして、人々の仕事や生活、娯楽、学習のあり方を一変させることのできるネットワークプラットフォームの提案を目指しています。
シスコの会社概要・詳細は以下のWebサイトでご参照頂けます。
http://www.cisco.com/jp
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(※ ネットワーク図は関連資料を参照してください。)