キヤノン、一眼レフカメラ「EOS」シリーズ用の交換レンズ3品を発売
一眼レフカメラEOSシリーズ用の交換レンズのラインアップをさらに拡充
手ブレ補正機構を搭載したEF-Sレンズ2本と超広角タイプの単焦点Lレンズ1本を発売
キヤノンは、APS-Cサイズの画面サイズをもつEOS DIGITALシリーズ(※1)に最適なEF-Sレンズの新製品として、標準ズームレンズの“EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS”と望遠ズームレンズの“EF-S55-250mm F4-5.6 IS”を、また、すべてのEOSシリーズに使用できるEFレンズの新製品として、超広角タイプの単焦点Lレンズ“EF14mm F2.8L II USM”を9月下旬より順次発売します。
新製品の“EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS”と“EF-S55-250mm F4-5.6 IS”は、シャッタースピード換算(※2)で約4段分の補正効果を発揮する高性能の手ブレ補正機構を搭載しながら、優れたコストパフォーマンスを実現したEF-Sレンズです。
“EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS”には高精度の非球面レンズを、“EF-S55-250mm F4-5.6 IS”にはUDレンズ(特殊低分散ガラス)を、それぞれ採用することにより、諸収差を良好に補正し、ズーム全域での高画質を実現しています。また最短撮影距離は、“EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS”では0.25m、“EF-S55-250mm F4-5.6 IS”では1.1mをそれぞれ達成しています。さらに、塗装処理やズームリングのデザインを上位モデルと同様にすることで、軽量・コンパクトなサイズながら高級感のあるレンズに仕上げています。
新製品“EF14mm F2.8L II USM”は、超広角のL(Luxury)レンズとして、長年にわたりプロやハイアマチュアから高い評価を獲得してきた「EF14mm F2.8L USM」(1991年12月発売)の後継機種です。
2枚の高精度ガラスモールド非球面レンズにより歪曲収差を抑え周辺画質の向上を図るとともに、2枚のUDレンズにより倍率色収差を抑制しました。これにより、画面全体で高解像・高コントラストな描写を実現しています。また、優れた防塵・防滴性能の装備や円形絞りの採用など、機能面での進化も達成しています。
いずれのレンズもデジタル一眼レフカメラの撮像素子部分で反射した光が画質に悪影響を及ぼさないように配慮した光学設計を採用しているほか、コーティングの最適化により、フレアやゴーストの抑制と良好なカラーバランスの両立を実現しています。
(※1) EOS 40D、EOS 30D、EOS 20D、EOS 20Da、EOS Kiss Digital X、EOS Kiss Digital N、EOS Kiss Digital
2007年8月20日現在。
(※2) 手ブレを防ぐ限界の目安である「1/(焦点距離×1.6)」秒に対して。
EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS EF-S55-250mm F4-5.6 IS EF14mm F2.8L II USM
・製品名 キヤノンズームレンズEF-S18-55mm F3.5-5.6 IS
価格(税別) 3万3,000円
発売日 2007年9月下旬
生産台数 5万本/月
・製品名 キヤノンズームレンズEF-S55-250mm F4-5.6 IS
価格(税別) 4万5,000円
発売日 2007年10月下旬
生産台数 3万5,000本/月
・製品名 キヤノンレンズEF14mm F2.8L II USM
価格(税別) 30万7,000円
発売日 2007年9月下旬
生産台数 400本/月
【主な特長】
EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS/EF-S55-250mm F4-5.6 IS
●手ブレ補正機構を搭載しながら軽量で優れたコストパフォーマンスを実現したEF-Sレンズ
●シャッタースピード換算で約4 段分の手ブレ補正効果
●“EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS”では高精度の非球面レンズを、“EF-S55-250mm F4-5.6 IS”では、UDレンズをそれぞれ採用することによりズーム全域での高画質を実現
●“EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS”では0.25m、“EF-S55-250mm F4-5.6 IS”では1.1mの最短撮影距離を達成
●操作性の向上と高品位な外観デザインの両立
●円形絞りの採用により美しいボケ味を実現
●レンズ配置とコーティングの最適化によりフレアやゴーストを抑制
EF14mm F2.8L II USM
●対角線方向で114°の画角を持つ超広角EF レンズ
●高精度のガラスモールド非球面レンズ2枚とUDレンズ2枚の使用による優れた光学性能
●過酷な条件下での撮影を可能にする、優れた防塵・防滴性能
●円形絞りの採用により美しいボケ味を実現
●レンズ配置とコーティングの最適化によりフレアやゴーストを抑制
●確実な着脱が行える新設計の「レンズキャップ14」を付属
【開発の背景】
EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS/EF-S55-250mm F4-5.6 IS
キヤノンは、撮像素子が35mmフルサイズよりも小さい画面サイズ(APS-C サイズ)のデジタル一眼レフカメラに最適な光学系とメカ構造を採用したEF-Sレンズを2003年より市場投入し、順次ラインアップの拡充を図ってきました。EF-Sレンズは、同時発表の“EOS 40D”や、昨年9月の発売以来大ヒットを続けている「EOS Kiss Digital X」など、同レンズ対応のEOS DIGITALシリーズで使用できます。
今回、レンズの種類に応じて最適な補正が行えるとともに手ブレ補正効果をファインダーで確認できる「レンズ内手ブレ補正方式」を採用した、普及クラスのEF-Sレンズ2本を発売します。この新開発の手ブレ補正ユニットの搭載により、レンズの小型化と優れた補正効果を両立しています。キヤノンは、フルサイズ対応のEFレンズに加え、EF-Sレンズも幅広く展開することで、デジタル一眼レフカメラのさらなる裾野の拡大に貢献していきます。
EF14mm F2.8L II USM
超広角撮影に威力を発揮する「EF14mm F2.8L USM」(1991年12月発売)は、優れた描写力によりプロやハイアマチュアからの高い支持を集めてきました。この後継機種として開発された新製品“EF14mm F2.8L II USM”は、周辺画質の向上と歪曲収差の抑制を実現することで高画質化と高性能化の両立を達成しています。114°の画角を利用した超広角撮影は、同時発表の“EOS-1Ds Mark III”や“EOS 5D”(2005年10月発売)など、35mmフルサイズCMOSセンサーを備えたデジタル一眼レフカメラで、特に威力を発揮します。
【この件に関する問い合わせ先】
キヤノンお客様相談センター
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