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ニュースリリースのリリースコンテナ第二倉庫

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2024'09.22.Sun
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2008'07.14.Mon
小磯良平と佐藤忠良展 ~モデルへのまなざし~

2008年、財団法人 佐川美術館(所在地:滋賀県守山市 館長:栗和田榮一)は、開館10周年の節目を迎えます。そこで、開館10周年記念春季企画展として 「小磯良平と佐藤忠良展 -モデルへのまなざし-」を開催いたします。
 
かねてより佐藤先生は、ともに新制作派協会(現・新制作協会)を創立した先輩でもある小磯良平先生の作品と、ご自分の作品を一緒に展示してみたいという ご希望がありました。そこで、このたびの記念展では、佐藤先生と典雅で気品高い女性像を生み出してきた小磯先生との二人展を企画いたしました。
佐藤先生と小磯先生の関係は、新制作派協会という当時帝国美術院を脱退した新進気鋭の作家集団結成により始まります。新制作派協会は、1935年の帝展 改組に反対した無監査級の有志が第二部会を立ち上げるも、帝展改組失敗による第二部会の帝展復帰に反対した小磯先生をはじめ猪熊弦一郎氏ら9名が1936 年に創立した団体で、当初は絵画部のみの設立でしたが、1939年に佐藤先生、舟越保武氏ら7名を加えた彫刻部を設立し、現在では新制作協会と名称を改 め、絵画、彫刻、スペースデザインの三部門で形成されています。
この新制作派協会での出会いは、絵画と彫刻という分野の相違はあるものの、お互い具象作家として刺激しあったことは想像に難くなく、佐藤先生ご自身も 「数々の人物画の中での私にとって大きな存在になっているのは、35歳の作《練習場の踊り子達》(東京国立近代美術館)や38歳の作《斉唱》(兵庫県立美 術館)などである。若い男女たちのひたむきな表現姿勢と表情に深い抑制を与えている小磯芸術の姿勢が、もうこの若い時代に呼吸していたことを見せつけられ た思いである。」と仰っているように、小磯先生の作品に深い感銘を受けたことがわかります。
平面と立体という異なる空間表現を生み出す二人ですが、作品に対する真摯な姿勢と起用したモデルへのまなざしが、作品を通して両作家の共通する部分を提 示してくれるのではないでしょうか。小磯先生は、早くから自らが選んだモデルや家族を継続して起用しているように、佐藤先生も自分の家族や好みのモデルを 選んで何度も繰り返し同じ人物の作品を制作されています。二人にとってモデルは身近な日常的な存在であり、また制作意欲の原点であることから、モデルに対 する思いにおいても、互いに共通点が見出せるのではないでしょうか。
本展では、小磯先生と佐藤先生の作品に共通してみられる人物の一瞬の表情や、内面を捉えた作品を中心に構成します。今までにない平面と立体によるシン フォニーが生まれ、具象という同じ道を歩み続けた二人の作品が互いに響き合い、それぞれの作品の魅力が高められることとで、多くの人々により深い共感を与 えるものと信じます。
いままで開催されたことがない夢の二人展を是非ご覧いただきたいと思います。
 
展覧会実施概要
 
◆名  称:「開館10周年記念 小磯良平と佐藤忠良展 -モデルへのまなざし-」
 
◆会  期: 2008年4月24日(木)~6月22日(日)
 
◆会  場:佐川美術館 特別室
〒524‐0102 滋賀県守山市水保町北川2891
TEL : 077-585-7800  FAX : 077-585-7810
 
◆展示構成:小磯良平作品(油彩、パステル)、佐藤忠良作品(ブロンズ)
 
◆開館時間:午前9時30分  ~  午後5時(入館は午後4時30分まで)
 
◆休館日:月曜日(祝日の場合翌火曜日)
 
◆入館料:一般¥1,000(¥800)/高大生¥600(¥400)/小中学生¥300(¥100)
( )内は20名以上の団体割引料金
※ 専門学校・専修学校は大学に準じて適用
※ 小学生未満は無料
※ 障害がおありの方は障害者手帳提示により付添者1名まで無料
 
◆主    催:財団法人 佐川美術館
 
◆監  修:島田康寛氏(立命館大学文学部教授)
 
◆後  援:滋賀県、滋賀県教育委員会、守山市、守山市教育委員会、読売新聞大阪本社、
NHK大津放送局、KBS京都、BBCびわ湖放送、エフエム京都
 
◆協  力:佐川急便株式会社、佐川印刷株式会社
 
◆併設展示:
〈平山郁夫館〉平山郁夫とシルクロード 文明の十字路 -中央アジア・西アジア-
2008年4月1日(火)- 6月29日(日)
〈佐藤忠良館〉佐藤忠良 ブロンズの詩 -モデルへのまなざし-
2008年4月15日(火)- 8月3日(日)
〈樂吉左衞門館〉開館記念展Ⅱ -吉左衞門「り〈RI〉」展-
2008年3月22日(土)- 9月7日(日)



◆お問合せ◆ 佐川美術館 
〒524‐0102 滋賀県守山市水保町北川2891
TEL:077-585-7800/FAX:077-585-7810
http://www.sagawa-artmuseum.or.jp/
担当:井上英明(いのうえ ひであき)、松山早紀子(まつやま さきこ)
h_inoue005@sagawa-exp.co.jp
s_matsuyama002@sagawa-exp.co.jp
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