近畿大学、アプリケーション画面を同時に複数のパソコンで共有できるツールを開発
近畿大学、全アプリケーションに対応可能な画面共有ツールを開発
RETAILTECH JAPAN 2007(3月6日~・東京)に参考出品
近畿大学(理事長・世耕弘昭、本部・大阪府東大阪市)では、パソコン上のあらゆるアプリケーション画面を同時に複数のパソコンで閲覧しながら作業することができる画面共有ツールを新たに開発しました。この機能を組み込んだ製品を、株式会社サイバーリンクス(本社:和歌山市、代表取締役社長:村上恒夫)と共同開発し、3月6日(火)から東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催される第23回流通情報システム総合展「RETAILTECH JAPAN 2007」に参考出品します。
このツールは、近畿大学理工学部の井口信和助教授が開発したもので、ユーザーが指定したパソコン画面をネットワークを通じて送信し、複数のパソコン上で同時に表示することができるものです。
パソコン画面上の指定範囲内に表示された画像を、複数のパソコンに送信し、プロジェクターによる画像投影のように、まったく同じ画面を映し出します。これにより、複数のユーザーが同じ画面を共有しながら作業を行うことが可能となります。また、ホワイトボードを使うように、画面上に直接、線や印、文字などを手書きできる機能もあります。さらに、表示画面をデータとして保存できるほか、LANやADSLといった一般的な高速ネットワーク環境で使用できるため、遠隔地とのやり取りも可能です。
これまでも、表計算ソフトや文書作成ソフトなど、特定のアプリケーションに限定した画面共有ツールはありましたが、今回開発したツールは、パソコンに表示された画像そのものを転送する仕組みのため、あらゆるアプリケーションに対応できる汎用性の高さが特長です。
このツールは、大学の講義などで、教員のパソコン画面を学生の画面に表示して授業を行うことを想定して開発し、すでに近畿大学の授業に試験的に導入されています。今後は、E-ラーニングや遠隔授業といった教育目的のほか、ビジネス分野でも、画面に表示した文書や資料を共有しながら本支店間の会議を行うなどの活用法が想定されます。さらに、高速インターネット網の普及により、一般家庭を含む幅広いニーズが見込まれます。
今回、この画面共有ツールを組み込んだビジネス向けソフトウェア製品を、株式会社サイバーリンクスと共同開発し、3月6日より東京ビッグサイトで開催される第23回流通情報システム総合展「RETAILTECH JAPAN 2007」に参考出品します。参考出品する製品は「本社・支社間の情報共有システム」で、流通在庫や売上などの情報を同一画面で共有し、業務効率を高めるシステムとなっています。
<参考資料>
■第23回流通情報システム総合展 RETAIL TECH JAPAN2007
【会 期】 2007年3月6日(火)~9日(金)
午前10時~午後5時(最終日のみ午後4時30分終了)
【会 場】 東京国際展示場[東京ビッグサイト]
(東京都江東区有明3-21-1)
【主 催】 日本経済新聞社
【交 通】 りんかい線 国際展示場駅
ゆりかもめ(新交通) 国際展示場正門駅 ほか
■株式会社サイバーリンクス 概要
【商 号】 株式会社サイバーリンクス
【本 社】 〒641-0012 和歌山市紀三井寺849番地の3
TEL 073-448-3600 FAX 073-448-3609
【設 立】 昭和39年5月
【代表者】 代表取締役社長 村上 恒夫
【社員数】 250名
【H P】 http://www.cyber-l.co.jp/index.htm