横河電機が新ネットワークCPUモジュールに採用
- インターネットを利用し、遠隔地の装置の監視や操作を高信頼かつ低コストに実現-
NTTアイティ株式会社(以下:NTTアイティ、本社:横浜市中区、代表取締役社長:橋田幸雄)は、
横河電機株式会社(以下:横河電機、本社:東京都武蔵野市、代表取締役社長:内田勲)が平成15年
12月から販売を開始する「FA-M3R用ネットワークCPUモジュール」に、同社のトンネリングソフトウエア
「Magic Connect(tm)」が採用されました。
これを受けてNTTアイティでは、インターネットを利用し、遠隔地の装置の監視や操作などを高信頼
かつ低コストで実現する「Magic Connect(tm)」を、平成16年3月より販売開始する予定です。
なお、本ソフトウエアについては、11月11日~14日に東京ビッグサイトで開催の「システムコント
ロールフェア2003」(http://scf.jp/)横河電機ブースにて紹介の予定です。
■開発の背景
近年のIT技術の進歩により、情報技術の発展とインフラ整備が、製造現場にも求められるようになり、
ニーズの多様化による製造装置の開発サイクル短縮化や、納品後のメンテナンス効率化等が、経営上の
重要な課題となっています。こうした中、装置等を製造販売する企業を中心に、顧客サービスの一環と
してのリモートメンテナンスへの要望がますます高まってきました。従来からリモートメンテナンスに
おける装置のネット接続には、主にダイヤルアップ接続などを利用する方法が取られてきましたが、
通信速度の制約や通信費の経費負担が運用上の問題となっていました。
NTTアイティでは、こうした課題を解決するため、独自のトンネリング技術の採用により、離れた
場所にあるPC間をファイアウォールを越えてインターネット接続できるトンネリングソフトウエア
「Magic Connect(tm)」を開発しました。遠隔地の装置の監視や操作を高信頼かつ低コストで実現する
「Magic Connect(tm)」は、このたび横河電機が新しく開発した「FA-M3R用ネットワークCPUモジュール」
に採用、搭載されることになりました。
■「Magic Connect(tm)」の概要
「Magic ConnectTM 」は、ファイアウォールを備えたインターネット環境にあるPCや各種機器の間の
接続を可能にするソフトウエアです。トンネリング技術と暗号化により、ネットワーク環境を変える
ことなくファイアウォールを越えてのセキュアなネットワーク接続が可能となります。従来ダイヤル
アップ接続に依存していた機器のリモートメンテナンス、また図面ファイルの交換などをインター
ネット環境で簡単かつ低コストで実現できます。
■「Magic Connect(tm)」の特長
・インターネット環境があれば、特別な機器を必要とせず、迅速かつ簡単に導入できます。
・国内外問わず遠隔地にあるPCや機器のリモート監視や操作が可能になります。
・インターネットの利用により、ダイヤルアップ等に比べ大幅に経費を低減することが
可能です。
・「Magic ConnectTM」は、HTTP/HTTPproxyによるカプセリングにより、ファイアウォール
越えを実現するNTTアイティ独自のトンネリングソフトウエアです。
■提供時期
平成16年3月(予定)
■今後の展開
NTTアイティでは、今回の横河電機での採用を機に、国内外のリモートメンテナンス
市場のみならず、図面ファイルの交換ニーズなども視野に入れて「Magic Connect(tm)」の
展開を図っていく予定です。
■お問い合わせ先
NTTアイティ株式会社
横浜市中区不老町2-9-1 関内ワイズビル
映像コミュニケーション事業部
担当:加藤、筒井、高屋
TEL:03-3667-6221 FAX:03-3667-6222
E-mail:info-ma@ntt-it.co.jp
URL:http://filesys.ntt-it.co.jp/mc/