「消費者金融・カードローン(26社)ブランドパーセプション調査報告書」の調査結果について
消費者金融業界は、個人消費の低迷や、貸出基準厳格化の影響により成長鈍化が鮮明になってきています。
また、潜在顧客の認知度を高めるための広告宣伝は、規制強化や社会的な批判につながり、各社とも厳しい状況に直面しています。
では、生活者は消費者金融・カードローン各社に対してどのようなイメージを持っているのでしょうか。
現在の利用状況はどうでしょうか。今後はどの借り先を利用したいのでしょうか。
株式会社 日本能率協会総合研究所(代表取締役社長:榮 武男)は、「消費者金融・カードローンブランドパーセプション調査報告書」を行い、消費者金融機関26社のイメージを明らかにするとともに、
各社の相対的なポジショニングを明らかにしました。
*「ブランドパーセプション調査」とは、消費者がブランドをどう見ているかということ
ブランド認知率や利用率などは、いずれもブランドの量的広がりや大きさを捉える尺度で、ブランドの浸透状況を測定するものです。
一方、ブランドパーセプションとは、消費者がブランドをどう見ているかに関する状況測定調査であり、
ブランドイメージで測定される質的な尺度といえます。
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1.ブランドパーセプションスコアランキングは、「東京三菱キャッシュワン」がトップ。
調査対象26社のブランドパーセプションスコア(BPS)は「東京三菱キャッシュワン」(BPS:72392.3)が1位。
2.認知率トップ3は「アイフル」、「武富士」、「アコム」
認知率(「名前程度は見聞きしたことがある」+「会社の内容や商品などを知っている」)が90%以上の消費者向けローン・キャッシング等の会社は、「アイフル」、「武富士」、「アコム」、「プロミス」の4社。
3.利用経験率、現在利用率とも「アコム」がトップ
利用経験率、現在利用率ともにもっとも高い消費者向けローン・キャッシング等の会社は「アコム」。
4.利用意向は「東京三菱キャッシュワン」がトップ
利用意向率がもっとも高い消費者向けローン・キャッシング等の会社は「東京三菱キャッシュワン」で、
今後利用しないと思う割合がもっとも低い消費者金融会社も「東京三菱キャッシュワン」。
5.消費者向けローン・キャッシング等の利用経験は3割以上
消費者向けローン・キャッシング等の利用経験をみると、利用したことが「ある」人は32.0%。
6.全体の約7割が銀行で借りたい消費者向けローン・キャッシングを利用するとしたらどの借り先を利用するかについてみると、全体の約7割が「銀行」と回答。
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<調査概要>
調査方法 : 小社「MDBネットサーベイ」利用によるインターネットリサーチ
(「MDBネット」は、日本能率協会総合研究所が開発・運用するインターネット調査システムです)
調査エリア: 全国
調査対象者: 20才以上の男女
サンプル数: 5380票(有効回収数)
調査期間 : 2003年9月16日(水)~9月23日(金)
◆本件に関するお問い合わせ先◆
株式会社 日本能率協会総合研究所
マーケティング・データ・バンク 担当:大木・堀口
〒105-0011東京都港区芝公園3-1-38 秀和芝公園3丁目ビル4階
Tel:03-3434-4603 Fax:03-3578-7506
http://www.jmar.co.jp/MDB/report/20030901.html