中国の職業信頼度ランキングで、「教師」が堂々の1位!
ー「サーチナマーケティング」中国消費者動向調査ー
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中国ビジネスリサーチの専門サイト「サーチナマーケティング」を運営する株式会社サーチナは、中国の消費者を対象に、福祉などの社会サービスに関する意識調査を実施しました。
◆調査概要
調査主体:上海新秦信息詢諮有限公司(上海サーチナ)
調査期間:2003年12月25日から04年1月9日
調査目的:福祉などの社会サービスに関する中国消費者の意識を調査する
目的で、職業、社会福祉や保障、さらに道徳観念に関する
設問を中心とした。
調査方法:上記傘下サイト「新秦調査」がオンラインモニターに対して調査
有効回答:男女5000人
◆調査結果のトピックス
(1)信頼度の高い職業は教師、公務員は低水準
職業別での信頼度を聞いたところ、「教師」への信頼が高く、逆に「地方公務員」や「税務関係者」の信頼度水準が低くなっていることが明らかになった。
各職業に対して六段階で信頼度を答えてもらい、「非常に信頼している」には1を、「どちらともいえない」という中性的なものには0.5を、「全く信頼していない」など否定的なものには0を、などのようにそれぞれの比率を掛け合わせて、それぞれを合計したものを各職業の信頼度指数として算出。
それによれば、トップの「教師」が61.32ポイント。また「裁判官」が56.06ポイント、「検察官」が55.48ポイントとなったのと比べ、「弁護士」は51.71ポイントと若干低い数値にとどまった。
また「医者」では55.25ポイント、「マスコミ」では50.59ポイント。「警察官」が低く、47.47ポイントとなった。「地方公務員」や「税務関係者」はそれぞれ43-46ポイントの間。
(2)今は「権力者」有利、でも「なりたくない」
「現在、どのような人にとって有利な社会か」を聞いたところ、やはり「権力のある人」「お金持ちの人」に回答が集中した。
各「どのような人」に対して六段階で有利かどうかを答えてもらい、「非常に有利だと思う」には1を、「どちらともいえない」という中性的なものには0.5を、「非常に不利だと思う」など否定的なものには0を、などのようにそれぞれの比率を掛け合わせて、それぞれを合計したものを「どのような人に有利な社会」指数として算出。
それによれば、「権力のある人」では80.77ポイント、「お金持ちの人」では79.45ポイントとなった。逆に低くなったのは、「勤勉家、努力家」(59.70ポイント)、「教養がある人」(54.96ポイント)や「夢を持っている人」(54.47ポイント)。
しかし、「ではあなたなどのような人になりたいですか?」の質問に対しては、「お金持ちの人」がやはり多くなって39%となったが、「権力のある人」は9%程度にとどまり、逆に現在の社会では不利であると考えているにもかかわらず、「教養のある人」になりたいとする人が15%に達して、「お金持ちの人」に次いで多くなった。
◆関連サイト
・中国ビジネスリサーチ「サーチナマーケティング」
http://marketing.searchina.net/
・中国情報専門サイト「中国情報局」
http://www.searchina.ne.jp/
・株式会社サーチナ
http://global-searchina.com/jp/
■本件に関するお問い合わせ
広報部 佐藤 press@searchina.ne.jp
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