NEC、異種データベース間でのデータ統合/データ連携を実現するソフトの強化版を発売
異種データベース間でのデータ統合/データ連携を実現するソフトウェア
機能強化版「DataCoordinator/RA Ver4.1」の出荷開始
NEC(本社:東京都港区、代表取締役 執行役員社長:矢野 薫)は、このたび、Oracle、SQL Server、PostgreSQLなど、種類の異なるデータベースに別々の形式で蓄積されたデータをネットワーク経由で連携させることのできるソフトウェア「DataCoordinator(データコーディネータ)/RA」の機能を強化し、本日より営業活動を開始いたしました。
Ver4.1では、DataCoordinator/RAのエンジン部分を大幅に強化することで、データベース間のデータをほぼリアルタイムに連携する場合の性能をVer3.2と比較して50%強向上いたしました。
「DataCoordinator/RA Ver4.1」の主な強化機能点は以下3点です。
1.統合がより簡単に
データ連携定義を作成するGUI画面にて、より簡単に複数表のデータを1つの表に統合(集約)することが可能となりました。
これにより、さらなる定義作成時間の短縮が可能となります。
2.CSVファイルの連携が可能に
CSVファイルからデータベース、データベースからCSVファイルへの連携が可能となりました。
これにより、CSVファイルのデータを人手でデータベースへ登録していた業務、またはデータベースから毎回手作業でCSVファイルへデータを出力していた業務の自動化が可能となり、企業内で多く利用されているCSVファイルの活用の幅が広がります。
3.オープン系データベースのデータを基幹システムへ格納することが可能に
オープン系データベースからNECメインフレームOS ACOS-4上のDBMSであるRIQSII V1、V2へのデータ連携が可能となりました。
これにより、オープン系データベースにて発生したデータを基幹システムへ反映することが可能となります。詳細は製品情報をご覧下さい。
本製品を活用することにより、例えば本社の基幹システムのデータベースにて管理された商品販売データを、支店毎に設置された種類の異なるデータベースで管理されている顧客データと容易に連携させることが可能になります。これにより、支店毎の顧客に対する購買傾向の分析などが可能になります。また、支店毎の購買傾向の分析結果を本社の統合データベースへ連携することも可能です。
従来、このようなデータベース間でのデータ連携を実現するには、全社システムの再構築などにより専用のアプリケーションを開発し、その後もシステムの変更などによりアプリケーションを改修する必要がありましたが、本製品を利用することにより専用アプリケーションの開発コスト・保守コストが不要となることを最大の特長としております。
販売価格(消費税を除く)は以下となります。
DataCoordinator/RAサーバ 200万円
DataCoordinator/RA エージェント 140万円
DataCoordinator/RA CSVエージェント 40万円
※ACOS-4連携(RIQSII V1、V2、VSAS)には、ACOS-4のプログラムプロダクトが別途必要になります。
NECとしては、今後3年間に300セット、15億円の販売を見込んでおります。
出荷予定日:
2007年1月19日
製品情報:
詳しい情報が製品情報サイトにてご覧いただけます。
http://www.ace.comp.nec.co.jp/dc/
お客さま問い合わせ先:
日本電気株式会社
第一コンピュータソフトウェア事業部 DBBグループ
TEL: 042-333-1643 DataCoordinator製品担当
E-mail:webmaster@ace.comp.nec.co.jp
以上