トピー工業、国立新美術館にガラスカーテンウォール向け極厚広幅平鋼を納入
極厚広幅平鋼を国立新美術館に全量納入
-独自の技術によるガラスカーテンウォール用方立兼用柱材-
トピー工業(本社:東京都千代田区、社長:清水良朗)は1月21日に開館しました国立新美術館にガラスカーテンウォール用方立兼用柱材として極厚広幅平鋼を全量納入しております。
多彩な展覧会が開催できる国立新美術館の特長のひとつは、透明で大波のようにうねる外観です。この波のようにうねる美しい曲線は、ガラスカーテンウォールと柱が織りなしています。トピー工業は、この柱に使われている極厚広幅平鋼を全量納入いたしました。今回納入した極厚広幅平鋼は約1,250t、並べると約2.7kmになります。
トピー工業は、国立新美術館向けに115mm厚の極厚広幅平鋼を新たに開発いたしました。他の電炉メーカーでは製造のできない極厚広幅平鋼は、その厚さが持つ大きな曲げ抵抗力で、より大きな荷重を受けることができます。また、指定寸法の幅で製造しますので、溶断(スリット)工程の必要がなく、熱影響によるひずみの矯正工程が削減されます。これまで培ってきた製造技術により寸法精度や機械的性質、表面性状などの高い要求品質に応えるとともに、実体疲労試験を行い国立新美術館の建設に寄与いたしました。
近年、都市景観を意識したガラスカーテンウォールを持つ建築物が増えております。トピー工業は、常に最先端の技術を駆使して最高品質の製品を生産し、顧客のニーズに応えてまいりました。今後も顧客と時代の要請にいち早く応じた製品開発に努めてまいります。
以上
【極厚広幅平鋼】
極厚広幅平鋼は、大きな曲げ抵抗力で、より大きな荷重を受けることができます。また、指定寸法の幅で製造しますので、溶断(スリット)工程の必要がなく、熱影響によるひずみが発生しません。現在、ガラスカーテンウォールの方立などに多く使用されています。
トピー工業では他の電炉メーカーでは製造できない厚さ125mmの平鋼まで製造できます。また、建築用平鋼で用いられる全ての鋼材規格(一般構造用鋼材[SS材]、溶接構造用鋼材[SM材]、溶接構造用耐候性鋼材[SMA材]、建築構造用鋼材[SN材])を製造しており、多様なニーズにお応えいたします。なお、詳細につきましてはお問い合わせください。
【国立新美術館外観】
※ 関連資料 参照
国立新美術館住所:〒106-8558 東京都港区六本木7-22-2
【問い合わせ先】総務部広報TEL 03-3265-0115