インフォプラント、中国の国内旅行に関する調査結果を発表
【中国旅行に関する調査】
風光明媚な名所が大人気、「九塞溝」72.7%と「麗江」71.3%が断トツ
海外ツアーの決め手は「旅行会社の信頼性」
~中国在住のインターネットユーザー300 人からの回答結果~
中国では経済の発展成長に伴い、国民の可処分所得が増えています。またマイカーの普及、高速道路網の建設、労働休暇環境の改善や海外渡航の規制緩和などにより、近年国内・海外旅行市場が急速に拡大し、今後もさらに成長が見込まれています。このような背景の中、中国消費者はどういう旅行をしているのか、また今後どういう旅行ニーズがあるのでしょうか。
インターネットリサーチサービスを提供する株式会社インフォプラントと、中国におけるマーケティングリサーチサービスを提供するINFO BRIDGE CHINA Co. Ltd.は、中国消費者の旅行意識を探るため、20歳以上、月収2000元以上の有職者、且つ2006年に1回以上国内旅行に出かけた方を対象に、アンケート調査を実施しました(調査期間:2006年12月12日~12月18日/7日間、回答者数:300人)。
主な調査結果は下記のとおりです。
◇◆◇ 調査結果概要◇◆◇
■ 国内旅行の形態は「個人手配旅行」が主流、車旅行の経験者は6割
一番最近の国内旅行(※)の形態を聞くと、「ツアー」が22.0%、「個人手配旅行」は76.0%を占め、個人手配旅行が旅行形態の主流であった。
2006年に車で国内旅行に出かけた回数をたずねると、6割の人が「1回」以上と回答した。また「誰の車で出かけたか」を聞くと、「自分(配偶者)の車」が40.4%と最も多かった。次に「友達の車」25.1%、「家族の車」14.8%が続いた。
「レンタカー」はわずか3.8%と、レンタカーの利用はまだ普及していないようだ。【データ1~3参照】
■ 風光明媚な名所が大人気。国内旅行に行きたい場所「九塞溝」72.7%、「麗江」71.3%
今後国内旅行に行きたい場所について複数回答形式で聞いたところ、「九塞溝(四川省)」72.7%、「麗江(雲南省)」71.3%が群を抜いて高い結果となった。その他、半数を超えたのは「桂林(広西壮族自治区)」54.3%、「三亜(海南省)」54.3%、「内蒙古大草原(内蒙古自治区)」52.7%、「敦煌莫高窟(甘粛省)」51.0%、「黄果樹滝(貴州省)」50.7%であり、いずれも風光明媚な場所として有名な観光地であった。
一方、人工的な観光地である、「豫園(上海)」14.3%、「深チン錦繍中華(广東省)」12.3%、「中華民俗村(广東省)」9.7%は、あまり人気がないようだ。【データ4参照】
■ 海外ツアーの選定には、「コース、行程」「価格」「旅行会社の信頼性」がトップ3
海外旅行の経験をたずねると、経験者と未経験者が、それぞれ約半数となった。経験回数を見ると、「1回」が27.0%、「2回」が11.7%となり、3回以上の人は1割という結果であった。
海外旅行商品を選ぶ際重視するポイントを複数回答形式で聞いたところ、全体では「コース、行程」79.7%、「価格」77.3%、「旅行会社の信頼性」76.7%が、トップ3 であった。海外旅行の経験有無別に見ると、経験者は「コース、行程」76.2%と「価格」74.1%より「旅行会社の信頼性」80.3%を重視しているようだ。【データ5、6参照】
※本調査の「国内旅行」とは、一泊以上の「観光旅行」を指す。帰省と出張、通学は含まれない。
~ データ詳細につきましては、別紙をご覧ください~