沢井製薬、住友商事子会社「サミット・グライコリサーチ」に資本参加
沢井製薬、サミット・グライコリサーチに資本参加
~バイオ先端技術を生かしたバイオジェネリック医薬品でもリード目指す~
沢井製薬株式会社(社長:澤井 弘行、以下沢井製薬)は、住友商事株式会社(社長:岡 素之、以下住友商事)のバイオ分野の戦略事業会社である「サミット・グライコリサーチ株式会社(社長:堀本 泰三、以下サミット・グライコリサーチ)」に資本参加致しましたので下記の通りお知らせ致します。
記
1.目的:
沢井製薬は、昭和4年の創業以来、経済的で且つ高品質なジェネリック医薬品を開発・生産し、安定供給することにより国民医療に貢献して参りました。 新薬の薬効成分は、特許が切れたその日から国民共有の財産へと変わります。沢井製薬は、ジェネリック医薬品を真に国民の共有財産とするためのリーディングカンパニーとして、活動を続けております。
さて「バイオ医薬品」と呼ばれる蛋白質製剤は世界で3兆円市場に達し更に成長していますが、1980年代に開発された初期のバイオ医薬品は既に特許が切れ始めており、経済的なジェネリック医薬品の登場が市場から待ち望まれています(以下バイオジェネリック医薬品)。バイオ医薬品の薬効成分の多くは糖鎖の結合した糖蛋白質であり、糖鎖をコントロールする技術を確立し保有する事が高品質のバイオジェネリック医薬品を開発・製造する上で極めて重要と考えられています。
サミット・グライコリサーチは、住友商事が2001年から取り組んできた東京大学2教授の糖鎖に関する研究成果の事業化支援を踏まえて、2003年に設立されたバイオベンチャー企業です。糖鎖の簡便迅速な解析技術、糖鎖改変の新規技術あるいは新規な遺伝子組換え技術の開発に取り組むと共に、様々な企業や研究機関と提携して画期的な医薬品や診断薬等の開発に挑戦しています。
沢井製薬は、このたびサミット・グライコリサーチに資本参加して、同社の糖鎖技術の開発を支援すると共に、バイオジェネリック医薬品の開発・製造においてもリーディングカンパニーとなる事を目指して参ります。
2.沢井製薬によるサミット・グライコリサーチの株式割当の概要
(1)割当株式 普通株式 2,500株
(2)割当価額総額 1億円
(3)払込期日 平成18年12月28日
(4)増資後の出資比率 6.6%
※下記は添付資料を参照
3.サミット・グライコリサーチ株式会社における第三者割当増資の概要
4.サミット・グライコリサーチ株式会社の概要
5.業績への影響
以 上