忍者ブログ

ニュースリリースのリリースコンテナ第二倉庫

ニュースサイトなど宛てに広く配信された、ニュースリリース(プレスリリース)、 開示情報、IPO企業情報の備忘録。 大手サイトが順次削除するリリースバックナンバーも、蓄積・無料公開していきます。 ※リリース文中の固有名詞は、発表社等の商標、登録商標です。 ※リリース文はニュースサイト等マスコミ向けに広く公開されたものですが、著作権は発表社に帰属しています。

2025'02.11.Tue
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2007'07.08.Sun

古河電工、高度ネットワーク構築用のルーター「FXシリーズ」3機種を発売

NGNに向けてマルチサービスルータFXシリーズを発売
-次世代高機能ネットワーク用ルータラインナップを大幅強化-


 古河電気工業は、NGN(注1)等に向け、高度ネットワーク構築用ルータのラインナップを大幅に強化し、マルチサービス対応ルータFXシリーズ3機種を2007年7月から順次発売します。
 FXシリーズでは、従来製品であるメトロエッジルータFITELnet-Gシリーズ、およびセキュリティネットワーク対応ルータFITELnet-Fシリーズのプラットホームを踏襲し、かつ統合することにより、MPLS(注2)やIPsec(注3)といった通信事業者向けの機能を高い信頼性でサポートします。また、FX7200では従来の通信方式であるATM(注4)インタフェースにも対応し、新旧の通信サービスの統合をより強力にサポートします。
 当社は今後もFXシリーズのラインナップ強化によって、ルータ製品の売上拡大をめざしていきます。

■背景
 通信の大容量化・高速化、およびVPN(注5)・マルチキャスト(注6)・動画配信といったマルチサービスに対応すべく、通信事業者では次世代IP網への移行が急がれています。また、従来からの通信サービスの次世代IP網への統合も重要な課題となっています。

■FXシリーズの特長

1.マルチサービス
 IPv6(注7)、MPLS、IPsec、マルチキャスト)、QoS(注8)といった次世代IP網に必要な機能をサポートします。

2.ハードウェアIPsec暗号化エンジン
 専用セキュリティプロセッサによる暗号化により、10GbE(注9)のIPsecに対応します。また、ラマブルな構造により、新規プロトコルなどへも対応可能です。

3.大容量
 10GbEを最大10ポート(FX7000)収容し、高速・大容量ネットワークをサポートします。

4.高信頼性
 電源モジュール、FANモジュールに加え、CPUモジュール(FX7000, FX7200)、スイッチモジュールの二重化に対応し、高い信頼性のネットワーク構築が可能です。
 VRRP(注10)、IPsec-HA(注11)をサポートしIPsec時の装置冗長にも対応します。

5.ATMに対応(FX7200)
 ATMインタフェースに対応することにより、次世代IP網と従来からの通信ネットワークの統合をサポートします。

■標準価格
 FX5000 25,400,000円~(税別):2007年 9月発売予定
 FX7000 28,400,000円~(税別):2007年10月発売予定
 FX7200 49,800,000円~(税別):2007年 7月発売予定


■用語の説明

(注1)NGN
 電話や映像配信サービスなどをIP網で提供する“次世代ネットワーク”のことです。
 セキュリティや品質保証(QoS)など、これまでのインターネットには無かった機能を盛り込むことで、新しいサービス基盤として期待されています。

(注2)MPLS(Multi Protocol Label Switching)
 VPN(Virtual Private Network)を構築する方法の一つです。パケットにラベル[label]という識別子を付加し、高速な転送を実現します。IP-VPNサービスのバックボーンネットワークに広く採用されています。

(注3)IPsec(IP security)
 VPNを実現する方式です。インターネットワーキングの標準化団体であるIETF(Internet Engineering Task Force)ワーキンググループにて策定されました。転送データ(パケット)を暗号化、トンネリング、復号化することにより、途中経路でのデータ改竄・盗聴を防ぎ、セキュリティが確保されたネットワーク(VPN)を構築することができます。

(注4)ATM(Asynchronous Transfer Mode)
 48バイトの情報と5バイトの制御情報、合計53バイトのセル[cell]という固定長の単位に分割して転送する、パケット型で柔軟性の高い通信方式です。従来から音声、データ通信共に採用されています。

(注5)VPN(Virtual Private Network)
 オープンなネットワークを、仮想的にプライベートな専用ネットワークのように利用できる方法です。

(注6)マルチキャスト
 ネゴシエーション等により予め定めた複数の相手に対して同じデータを送信する方式です。特定多数への映像配信などで使用されます。

(注7)IPv6
 現行のインターネットプロトコルであるIPv4での主にアドレス枯渇問題に対応します。IPv4の32bitアドレスに対し、IPv6は128bitに拡張されています。

(注8)QoS(Quality of Service)
 使用する帯域やデータ伝送の優先度、伝送遅延など、サービスの伝送品質のことです。ネットワーク上で、ある特定の通信のための帯域を予約し、一定の通信速度を保証する方法としても用いられます。

(注9)10GbE
 通信速度10Gbpsのイーサネット規格です。従来のイーサネット規格と互換性があることから、他方式と比較して、導入・維持コストが低く抑えられます。

(注10)VRRP
 2台以上のルータにより仮想的なルータを構築することにより、1台が停止しても他の1台が継続して仮想的なルータ動作を行うことによる、機器冗長の技術のことです。

(注11)IPsec-HA
 VRRP等により機器冗長を行う際にIPsecの制御情報を機器間で共有することにより、機器停止時においてもIPsec接続の継続性を向上する技術のことです。

PR
Post your Comment
Name:
Title:
Mail:
URL:
Color:
Comment:
pass: emoji:Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
trackback
この記事のトラックバックURL:
[3125] [3124] [3123] [3122] [3121] [3120] [3119] [3118] [3117] [3116] [3115
«  BackHOME : Next »
広告
ブログ内検索
カウンター

忍者ブログ[PR]