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ニュースリリースのリリースコンテナ第二倉庫

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2025'02.11.Tue
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2007'07.08.Sun

STマイクロ、照明コントロールと光フィードバック向け周辺光/色彩検出ソリューションを発売

STマイクロエレクトロニクスは
照明コントロールと光フィードバック向けに
システムとの統合が容易な周辺光/色彩検出ソリューションを発表

小型かつ高度に統合化された光/色彩センサ・チップが、
コスト効率に優れたLCDバックライト制御を実現し、
携帯型ディスプレイ製品の性能を向上


 STマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、携帯電話、ノートPC、液晶TVなどの光フィードバックおよび検出アプリケーション向けに、高度に統合化された最初の光/色彩センサICを発表しました。新しいVM6101は、色彩と周辺光の両方の検出ができる、市場初の製品です。組込み式のシステム・インタフェースにより、外付け部品を必要としないため、システム・コストの削減につながります。VM6101デバイスは、LCDバックライト自動制御(冷陰極蛍光ランプ「CCFL」または白色LED)に最適です。

 DVDプレーヤ、ビデオカメラ、デジタルカメラなどの携帯型ディスプレイ製品や、携帯電話、ノートPCのバッテリ駆動時間は、LCDが使用する電力と、その輝度の設定に大きく依存します。標準的なI2C/SMBus(System Management Bus)インタフェースを備えるこれらのセンサは、あらゆるシステムに容易に統合することができ、周辺光の条件に応じたLCDの自動調整を可能にします。さらに、VM6101はプロジェクション・システムおよびRGBバックライトのカラー・バランス調整にも使用できます。

 STイメージング事業部ジェネラル・マネージャのJean-Yves Gomezは次のようにコメントしています。「周辺光の検出は、数多くのアプリケーションで効果を発揮します。携帯電話を始めとする携帯型コンスーマ機器、あるいはフラット・パネルTVにおいても、LCDのバックライト制御によってユーザーは今までにない消費電力の削減とバッテリ駆動時間の確保を経験することになります。現在のディスクリート・ソリューションは高価であり、システムとの統合が困難です。この新型デバイスで、STはこれまで光センサ市場に存在しなかった水準の統合化と多用途性を提供します」。

 この光センサは、新しいイメージング製品シリーズの第1弾であり、低コストで、統合化された、様々なバックライト自動制御アプリケーション向け光センサのニーズを満たす製品となっています。この新製品は、STがマーケット・リーダーの1社になっている*カメラ・アプリケーション向けCMOSイメージャ・オン・チップ・デバイスおよびカラー処理の分野における、技術的専門知識によって開発されたものです。イメージング市場が、高解像度化のためにより多くのピクセル数に向かうのが一般的であるのに対して、VM6101は4つ(赤、緑、青、およびフィルタなし)のピクセルによって、トータルの周辺光レベルおよび個別のRGBカラー成分を測定します。

 これまでも、モノクロの光/電圧変換型センサをベースとする様々なディスクリート・ソリューションが市場で入手可能でした。しかし、それらのほとんどが完結したアプリケーションの一部として動作するため、処理や変換用の追加回路を必要とし、部品点数の大幅な増加につながっていました。また、カラー光の測定が可能な既存ソリューションは非常に少数で極めて高価であるため、多くの大量生産型のコンスーマ・アプリケーションでは使用することができません。これに対してVM6101は、シングル・チップ上で黄、赤、緑、青、輝度の各成分を個別に測定し、必要なシステム・コンポーネントを含み、業界標準の通信バスを使ってデータ読み出しとデバイスの設定が可能でありながら、魅力的な低価格で実現しています。

 VM6101は、製造時におけるパーツ間のマッチングによって再現性の高い光測定を保証しており、ピクセル間マッチングは±1%未満となっています(全照度範囲、一定温度下にて)。このセンサのスペクトル応答は、IRスペクトルを排除する新しい周波数応答シェーピング技術を導入しているため、人間の目に相当し、光/周波数ピクセル・アーキテクチャの使用によって30mLux~30KLuxという非常に広いダイナミック・レンジを実現しています。アクティブ・モード時で1mA、スタンバイ・モード時はわずか1μAという、極めて低い消費電力もこのデバイスの特徴です。

 VM6101は、MCUベースのコントローラと組み合わせて使用するときにシステムのコストと複雑性を軽減する各種の特徴に加えて、CPUのオーバヘッドをさらに軽減または除去する自律的な動作モードも備えています。また、PWM出力のプログラムによって4つのセンサ・ピクセルのいずれかのデータを使用したLEDドライバICの直接制御が可能です。さらに、高い柔軟性を持つ光スレッシュ・ホールド自動検出器で割込信号を生成し、周辺光の変化をシステムに通知することができます。

 VM6101は、ST独自のCMOSセンサ技術に基づいており、クロル工場(フランス)の最先端設備によって製造されています。このデバイスは、小型の8リード光MLPDパッケージ(3×3 x 0.7mm)に実装されます。VM6101の予定されている価格は年間1万個購入時で0.77ドル以下です。

■参考情報
 STマイクロエレクトロニクスは、カメラ・モジュールのサプライヤとして世界第一位であることが独立系業界アナリストPrismark Partners LLCによって認められています。2005年のカメラ・モジュール市場を取り上げたPrismark社の報告書によると、STは16%の市場シェアを獲得し、世界の携帯電話用CMOSイメージ・センサ・モジュール・メーカーの中で第1位にランクされています。携帯電話用カメラ・モジュールの他にも、STはPC用Webカム、自動車、医療、マシン・ビジョン、セキュリティの各市場を含む分野において、革新的なイメージング製品の提供に積極的に取り組んでいます。

■STマイクロエレクトロニクスについて
 STマイクロエレクトロニクスは、多種多様な電子機器向けに半導体製品やソリューションを開発・提供する世界的な総合半導体メーカーです。STは、他社の追随を許さない高度なシリコン技術とシステムノウハウを擁しており、幅広いIP(Intellectual Property)ポートフォリオ、戦略的パートナーシップ、大規模な製造力との組合わせにより、SoC(システム-オン-チップ)技術に関し世界的リーダーとしての地位を確立しています。またSTの半導体製品は、市場における技術やシステムのコンバージェンス化を促進するために重要な役目を果たしています。STは、ニューヨーク証券取引所(NYSE:STM)、パリ証券取引所(Euronext Paris)とミラノ証券取引所に上場されています。
 2006年の売上は98.5億ドルで、純利益は7億8200万ドルでした。

さらに詳しい情報はSTのホームページをご覧ください。
 ST日本法人: http://www.st-japan.co.jp
 STグループ(英語): http://www.st.com

◆お客様お問い合わせ先
 〒108-6018 東京都港区港南2-15-1
 品川インターシティA棟18階
 STマイクロエレクトロニクス(株)
 Consumer & Communication本部
 Game & Imaging製品部
 TEL: 03-5783-8366 FAX: 03-5783-8216

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