アンリツネットワークス、機能強化した高精度帯域制御装置「PureFlow GS1」シリーズを発売
高精度帯域制御装置『PureFlow(R) GS1』シリーズ強化
コンフィグマネージャ/モニタリングマネージャ及びプローブエージェントの販売を開始
- 複数のPureFlow(R) GS1シリーズの一括管理・運営を実現 -
アンリツネットワークス株式会社(社長 吉田 勝也、アンリツ株式会社の100%子会社)は、PureFlow(R) GS1シリーズの機能を強化。新たに複数のPureFlow(R) GS1シリーズを一括して管理・運営できるコンフィグマネージャとモニタリングマネージャ、プローブエージェントを開発。2007年2月7日から販売を開始いたします。
PureFlow(R) GS1シリーズは企業の拠点間通信におけるマルチサービスを保証する高精度帯域制御装置です。今回機能強化を図り、企業統合ネットワークに接続されるすべてのPureFlow(R) GS1シリーズを一括して管理・運営できるコンフィグマネージャとモニタリングマネージャ、プローブエージェントを開発しました。これにより、従来個々のPureFlow(R) GS1シリーズごとに行う必要があった装置設定やトラフィック情報の収集・蓄積・レポート作成が一括で可能。作業負担が軽減し、企業統合ネットワークの運用・管理コストの削減、高度利用の促進に貢献いたします。
本新製品は、東京ビッグサイトで開催されるNET&COM 2007(2007年2月7日~9日)に出展いたします。
[ 開発の背景 ]
IP-VPN、広域イーサーネット、FTTHなど高速で安価なWANサービスの普及に伴い、各企業ではこれまで個別の専用線で運用していた情報系や音声系、勘定系などの各種アプリケーションをWANサービスに統合する動きが拡大しています。こうした統合ネットワークでは、さまざまなデータが混在することから各アプリケーションの通信品質を効率良く確保できる帯域制御装置の需要が高まっています。
アンリツは、2005年10月に企業の拠点間通信におけるマルチサービスを保証する高精度帯域制御装置PureFlow(R) GS1シリーズの販売を開始するとともに、市場の要求に応え、障害発生時にも通信を継続できるバイパス接続機能やIP電話、TV会議システムの自動帯域割当機能を搭載するなど機能強化を続けてきました。こうした取り組みの結果、金融・製造・流通企業などのエンタープライズ市場を中心にPureFlow(R) GS1シリーズのニーズが高まり、当該ネットワーク全拠点でPureFlow(R) GS1シリーズを設置する企業が増えています。
今回、さらにPureFlow(R) GS1シリーズの新たな機能強化を図り、コンフィグマネージャとモニタリングマネージャ、プローブエージェントを開発しました。本ソフトウェアを使用することで、企業統合ネットワークに接続されたすべてのPureFlow(R) GS1シリーズの一括管理・運営が可能。これまで個別に行うことが必要だった装置設定やトラフィック情報の収集・蓄積・レポート作成作業が効率よく行えます。
[ 製品概要 ](※ 参考資料あり。)
PureFlow(R) GS1シリーズは、TV会議、VoIP、VODのようなストリーミングアプリケーションや勘定データなどが混在する企業の統合ネットワークで発生するバースト・トラフィックの平滑化[※1(※ 関連資料参照)]を可能とする小型・低価格の帯域制御装置です。
センタ設置の管理サーバ(Microsoft Windows Server 2003搭載)にコンフィグマネージャおよびモニタリングマネージャを、PureFlow(R)GS1にプローブエージェントを実装することで、管理サーバから各PureFlow(R) GS1シリーズの一括設定が行えるとともに、トラフィック情報の収集・蓄積・レポート作成が一括で可能です。
□コンフィグマネージャ(CM)
複数拠点に分散配置された複数のPureFlow(R) GS1シリーズに対して、センタ側で一括設定/設定内容確認が行えるサーバ側ソフトウェアです。
・フィルタ(疎通する/しないパケットの選別)、シナリオ(帯域設定)の設定変更・追加
・GUI(Graphical User Interface)による設定のコピー、移動、グループ化
・リモートクライアントによる設定
□モニタリングマネージャ(MM)
PureFlow(R)GS1シリーズ内を疎通するトラフィック情報を収集し、トレンド分析に必要な統計情報の蓄積、グラフ表示、レポート作成が行えるサーバ側ソフトウェアです。
・トラフィック量の監視
・グループ化によるトラフィック量の合算表示
・シナリオ(帯域の設定)単位でのデータ収集/蓄積/レポート作成
□プローブエージェント(PA)
PureFlow(R) GS1シリーズのトラフィック統計情報を収集し、モニタリングマネージャとの間で通信を行うPureFlow(R) GS1シリーズ側ソフトウェアです。
[ 対象市場・用途 ]
□企業
VPNサービス(IP-VPN、広域イーサーネット)を介した企業間通信におけるテレビ会議、VoIP、勘定系、シンクライアント等のマルチサービスの統合(トリプルプレイ)
□コンテンツ配信を手掛ける通信事業者、ISP(インターネット サービス プロバイダ)
放送・ライブストリーミング配信・テレビ会議システム・VoIP・VOD・映像監視
[ アンリツネットワークス株式会社について ]
アンリツネットワークス株式会社は、アンリツ株式会社の経営構造改革の一環として、同社の情報通信機器事業(「システムソリューション事業部」及び「ネットワークス営業本部 第3営業部」が所管していた業務を含む)を会社分割によって承継し、2006年7月1日に発足いたしました。