リニアテクノロジー、APD電流モニター付きの90V昇圧DC/DCコンバーターを発売
リニアテクノロジー、新製品「LT3482」を販売開始
APD電流モニタ付き90V昇圧DC/DCコンバータ
2007年2月8日 - リニアテクノロジーは、光学レシーバのアバランチ・フォトダイオード(APD)をバイアスするために設計された、電圧ダブラ内蔵の固定周波数電流モード昇圧DC/DCコンバータ「LT3482」の販売を開始しました。LT3482EUDは0℃~85℃の温度範囲で動作し、LT3482IUDは-40℃~85℃の温度範囲で動作します。
1,000個時の参考単価は、LT3482EUDが435円(税込み)から、LT3482IUDが522円(同)からで、リニアテクノロジー国内販売代理店各社経由で販売されます。
2.5V~16Vの入力範囲で最大90Vの出力を供給できるLT3482は、-40℃~85℃の温度範囲にわたって10%より優れた相対精度を達成する、ハイサイドAPD電流モニタリングを特長とします。パワースイッチ、ショットキーダイオード、APD電流モニタを内蔵し、3mm×3mm 小型QFNパッケージで供給されるので、ソリューションの実装面積を小さく抑えます。
LT3482の内部48V、280mAスイッチは、電圧ダブラを使用して90Vの高電圧を供給できます。固定周波数アーキテクチャを採用することにより、スイッチング・ノイズを最小限に抑えます。また、この固定周波数は625kHzまたは1.1MHzのいずれかを選択できます。低出力リップルはAPDアプリケーションに不可欠ですが、このデバイスはフィルタを追加せずに80μVPK-PKを下回る出力リップルを維持します。
内蔵のハイサイド電流モニタは、250nA~2.5mAのAPD入力電流範囲で40のダイナミックレンジにわたって10%より優れた相対精度でAPD電流に比例する電流を生成します。また、LT3482は1.235Vに内部リファレンスと(CTRLピンを介した)補助リファレンス入力を搭載しているので、チップの動作中に出力電圧を調整することができます。この他に、ソフトスタート、内部補償、サーマル・シャットダウンなどを特長としています。
【 LT3482の特長 】
・高い出力電圧:最大90V
・ショットキーダイオードを内蔵
・48V、280mAの内部スイッチ
・ハイサイドAPD電流モニタ
・スイッチング周波数を調整可能:650kHzまたは1.1MHz
・広い入力電圧(VIN)範囲:2.5V~16V
・低いシャットダウン電流:<1μA
・ソフトスタート
・内部補償
・CTRLピンにより、極性の反転なしに出力調整が可能
・3mm×3mmの16ピンQFNパッケージ
(注)VPK-PKのPK-PK、VINのINは下付。
以上
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リニアテクノロジー(株)
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