三菱電機、気流を作り換気・空調効率を向上させる「エアー搬送ファン」20機種など発売
発売10周年を迎え、モデルチェンジして性能・機能を向上
三菱エアー搬送ファン(標準タイプ)新発売のお知らせ
三菱電機株式会社(執行役社長:下村 節宏)は、主に工場、倉庫、地下駐車場など、大空間に空気の流れ(気流)を作り換気・空調効率を向上させる「エアー搬送ファン(標準タイプ)」の新製品20機種と、運転制御用システム部材の「タイムスイッチボックス」1機種を5月21日から発売します。
<発売の概要>
* 関連資料 参照
<発売の狙い>
工場や倉庫、地下駐車場など、空気のよどみが生じやすい大空間では、汚れた空気の滞留や温度ムラの解消が大きな課題です。近年は、建物内で働く従業員の健康への配慮や建物内設備・保管物の維持管理の点からも室内環境の改善志向が高まっていて、換気・空調効率の向上が求められています。
当社は、大空間に空気の流れ(気流)を作り換気・空調効率を向上させる送風システムとして、エアー搬送ファンを1997年に開発・発売しました。以来、工場、倉庫、地下駐車場を始め、同様の課題を抱える大型店舗、体育館、ホール等、多くの建物に採用いただき、今年で発売10周年を迎えます。
当社は今回、気流の到達距離が10mから30mのエアー搬送ファン(標準タイプ)をモデルチェンジし、ラインアップを拡大するとともに、性能・機能を向上し、施工性なども改善した新製品を発売します。
<新製品の特長>
1.計20機種にラインアップを拡大し、施工性も改善
従来機種は、電源の接続が電源コード方式のホワイトタイプ7機種と、端子台方式のグレータイプ9機種の計16機種でしたが、今回、施工の楽な端子台方式に統一し、色調も2色を取りそろえて、計20機種にラインアップを拡大しました。
吹き出し角度の調節は、従来の0度(水平)から180度(逆水平)までの15パターンを、-22.5度(上斜め向き)から180度(逆水平)の19パターンに拡大(※1)し、従来と同様に設置後でも調整できます。
※1:工場出荷時は0度(水平)。なお、90度は真下向き
2.単相機種の低騒音化を実現
単相100Vと単相200Vの機種は、羽根と吹き出し口の形状の改善により1.5~3dB(デシベル)の低騒音化を実現しました。比較的静音を求められる店舗、教室、事務所などへの設置にも適しています。
さらに、別売の三菱換気送風機用単相インバータと組み合わせてファンの回転数を下げ、風量と騒音のバランスを考慮した運転も可能です。
3.3相200V機種にホコリ付着抑制機能を搭載し、省メンテナンスを実現
3相200V機種には、「タイムスイッチボックス」(FS-02AHW)と組み合わせることにより送風方向を定期的に逆転させ、羽根やバックガードへのホコリの堆積を抑制する「ホコリ付着抑制機能」を搭載しました。塵埃の多い場所での目詰まりによる送風性能の低下を防ぎ、メンテナンスの手間を軽減します。塵埃が多く、高所設置されるケースが多い工場や倉庫に適しています。
<お客様からのお問い合わせ先/資料請求先>
三菱電機株式会社 機器計画部
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