三菱電機、換気風量アップの「“MINIMO”搭載パイプ用ファン」21機種を発売
世界最小コンデンサモーター搭載により、換気風量アップと省エネを実現
三菱「“MINIMO”搭載パイプ用ファン」新発売のお知らせ
三菱電機株式会社(執行役社長:下村節宏)は、居室や洗面所、トイレの換気に用いるパイプ用ファンにおいて、世界最小サイズ※1のモーター「MINIMO(ミニモ)」を搭載し、換気風量を約25%増やした機種をはじめとする「“MINIMO”搭載パイプ用ファン」21機種を5月1日から発売します。
※1:2007年2月現在(当社調べ)。全自動化無人化生産対応コンデンサ搭載型換気扇用交流モーターにおいて
発売の概要
※添付資料を参照
発売の狙い
2003年7月の改正建築基準法(シックハウス対策)施行に伴う常時換気設備の設置義務化で「換気」に対するユーザーの意識が高まり、より高性能で快適な換気機器が求められています。
居室や洗面所、トイレの換気に用いるパイプ用ファンは、壁面等に設けた換気口(パイプ穴)に直接設置するため、製品構造上、換気風路のおよそ半分※2をモーターがふさいでおり、換気風量や消費電力、運転騒音等の性能改善を図る上で最大の障壁となっていました。
当社は今回、昨年開発した世界最小サイズの換気扇用モーター「MINIMO」の搭載により、運転音の静かさはそのままに、約25%の換気風量増※3と約22%の省エネ※3を同時に実現した機種をはじめとするパイプ用ファンの新製品を発売します。
※2:換気風路部分の断面積において
※3:接続パイプ径100ミリの当社従来パイプ用ファン(形名:V-08PX5)との比較
新製品の特長
1.換気風量約25%増と約22%の省エネを同時に実現(標準パイプ用ファン)
従来品では風路をふさぐモーター部分の割合が風路断面積全体の約56%を占めていたのに対し、「MINIMO」搭載の新製品はその割合が約28%に抑えられ、モーターの抵抗を受けない開放された風路面積が約1.6倍に広がりました。風路内の空気抵抗が大幅に低減されたことにより、運転音の静かさはそのままに、従来品比で換気風量は約25%増え※3、消費電力は約22%※3減少しました。
2.接続パイプ径100ミリタイプで業界最大の開放風量毎時120m3を実現(ハイパワータイプ)
「MINIMO」搭載による風路内空気抵抗の低減により、「ハイパワータイプ」の開放風量は50Hzで毎時100m3、60Hzで業界最大※4の毎時120m3になり、接続パイプ径100ミリタイプとしては業界初※4の両周波数帯で毎時100m3以上の大風量化を実現しました。なお、「ハイパワータイプ」でも消費電力が従来品比で11%減少しています。
※4:2007年2月当社調べ
3.従来比で約20%の小形化と約40%の軽量化を実現、薄壁にも対応可能(24時間換気機能付)
「24時間換気機能付パイプ用ファン」は、「MINIMO」搭載によって外形や質量などが小さくなりました。
室内から見えるグリルの寸法を従来品の180ミリ角から160ミリ角へと面積比で約20%小形化して意匠性を改善するとともに、質量を0.54kgへと約40%軽量化しました。また、パイプへの挿入寸法は従来品の101ミリから84.5ミリに短縮し、薄壁対応が可能になりました。
※5:従来の24時間換気機能付パイプ用ファン(形名:V-08KPL)との比較
*以下、商品の詳細は添付資料をご参照ください。
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