忍者ブログ

ニュースリリースのリリースコンテナ第二倉庫

ニュースサイトなど宛てに広く配信された、ニュースリリース(プレスリリース)、 開示情報、IPO企業情報の備忘録。 大手サイトが順次削除するリリースバックナンバーも、蓄積・無料公開していきます。 ※リリース文中の固有名詞は、発表社等の商標、登録商標です。 ※リリース文はニュースサイト等マスコミ向けに広く公開されたものですが、著作権は発表社に帰属しています。

2025'02.04.Tue
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2007'08.13.Mon

日立、設計段階で組立不良率やコスト削減ができる「AREMソリューション」を提供

「組立信頼性評価法(AREM)」を活用し、設計段階で組立不良率や組立コストの削減を可能とする「AREMソリューション」を提供開始


 日立製作所 情報・通信グループ(グループ長&CEO:篠本 学/以下、日立)は、このたび、環境配慮設計と製品ライフサイクルマネジメントを支援する「日立PLMソリューション」*1のラインアップに、製造現場における製品組立の難易度を数値化する手法「組立信頼性評価法(AREM)」*2を活用し、設計段階において製品組立時の不良が発生しやすい構造の改善などを行うことで、組立不良率や組立コストの削減を可能とする「AREMソリューション」を追加し、自動車や電機・精密機器などの製造業向けに、本日から提供を開始します。

*1:PLM (Product Lifecycle Management):製品の全ライフサイクルを管理するコンセプト、もしくはその仕組み
*2:AREM (Assembly Reliability Evaluation Method)


 近年、製造業では、グローバル市場における競争の激化や変化の激しい市場ニーズに対応した製品ライフサイクルの短縮化のなかで、高い品質を維持しながら低コストかつ短納期で製品を製造していくことが求められています。しかし、短期間での設計により、容易な製品組立を可能とする製造現場に配慮した設計が難しいといった問題や、難しい構造でも組立できた熟練工の多い団塊の世代が退職する、いわゆる2007年問題に直面するなど、設計段階で如何に組立しやすい設計ができるかが課題となっています。

 日立は、1975年から「組立性評価法」の研究を開始し、1999年には組立不良が発生する確率を定量的に予測する「組立信頼性評価法(AREM)」を開発しました。この「組立信頼性評価法(AREM)」は、日立の事業所ならびにグループ会社、合計30ヶ所(約50製品)で利用しており、適用した39製品において、組立コストが平均で約30%削減したほか、生産立上時の組立不良率では最大約70%削減した製品があるなど、成果を上げています。

 今回、日立が製造業として30年にわたる研究と自社利用を通じて効果を実証してきた「組立信頼性評価法(AREM)」を活用し、設計段階において組立構造の難易度といった組立性評価のほか、組立推定コストや組立推定不良率を算出するソフトウェア「AREM/製品評価ツール」を開発しました。あわせて、職場の環境や条件などにより、製造現場のスキルを評価するソフトウェア「AREM/職場評価ツール」と、これらのソフトウェアを導入するため各種サービスも開発し、「AREMソリューション」として体系化しました。
 「AREM/製品評価ツール」では、製品組立時に発生する問題箇所を部品ごとに高い精度で抽出し定量評価できるため、問題箇所を設計段階で正確かつ迅速に、そして効果的に改善できます。また、「AREM/職場評価ツール」では、自社の製造現場の組立スキルを定量評価できるため、製造現場のレベルを高めるための施策を検討できるほか、外注先などのスキルも同じ基準で評価することが可能です。
 本ソリューションを導入することで、コストの増大や不良発生の原因となる要因を設計段階で摘出できるほか、製造現場のレベルを向上させる施策を検討できるため、生産コストの削減や不良率の低減、そして製造現場のレベル向上を、設計部門と製造現場とが共同で行うことが可能となります。


■「組立信頼性評価法(AREM)」ソリューションの特徴

1.設計段階で生産コストの削減や不良率を低減
 「AREM/製品評価ツール」では、設計図面に基づく組立動作や部品表に基づく部品性質などの情報を入力し、組立推定コストや組立推定不良率を算出し、組立構造の難易度を定量評価します。また「AREM/職場評価ツール」では、組立スピードや不良率など8カテゴリ43項目におよぶ製造現場の情報を入力し、製造現場の組立スキルのレベルを定量評価します。これらの評価から摘出される問題点を改善することで、設計段階で生産コストの削減や不良率の低減を確実に行うことが可能となります。

2.3D CADなどのデジタルエンジニアリング環境との連携も可能
 部品の寸法や質量、組立動作など「AREM/製品評価ツール」で組立信頼性評価を行うために必要な情報を、CSV形式で出力できる部品表システムやPLMシステム、さらに3D CADやデジタルモックアップツールといった設計ツールなどのデジタルエンジニアリング環境から、取り込むことが可能です。これにより、組立推定コストや組立推定不良率を算出するまでの時間や手間を削減できます。


■価格及び提供時期
 添付資料をご参照ください。


■販売目標
 2008年度末までに100社


■関連情報
 「AREMソリューション」に関するホームページ
 http://www.hitachi.co.jp/Prod/comp/indis/sol/products/plm/products3_arem.html

 「日立PLMソリューション」に関するホームページ
 http://www.hitachi.co.jp/plm/


■他社所有商標に関する表示
 Microsoft、Windowsは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における商標または登録商標です。Windowsの正式名称は、Microsoft Windows Operating Systemです。
 その他記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標または登録商標です。


以 上

PR
Post your Comment
Name:
Title:
Mail:
URL:
Color:
Comment:
pass: emoji:Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
trackback
この記事のトラックバックURL:
[9260] [9259] [9258] [9257] [9256] [9255] [9254] [9253] [9252] [9251] [9250
«  BackHOME : Next »
広告
ブログ内検索
カウンター

忍者ブログ[PR]