JTB、団塊世代の国内海外旅行動向を発表
JTB、初めての「団塊世代 国内海外旅行動向」を発表!!
―「退職記念旅行」と「60歳以降の旅行」について調査 -
~ 団塊世代は、「退職記念旅行」・「60歳以降の旅行」共に意欲旺盛 ~
「退職記念旅行」は50%強が予定!
・60歳までに定年退職を迎える人の50.2%が記念旅行を予定
「60歳以降の旅行」 スタイルは「ゆったり」「体験」「自分で選ぶ」
・43.6%が「添乗員がついて、ゆったりと見どころを回る旅行」を志向
・行きたい場所のトップは、国内なら北海道、海外はヨーロッパ
・一緒に行きたい同行者は、一位は男女とも同じながら、二位以下にくっきりと差
男性が(1)妻と2人、(2)自分一人、(3)友人・知人と
女性は(2)夫と2人、(2)友人・知人、(3)娘と の順
2007年以降、団塊世代は60歳に達し順次定年退職を迎えていきます。これに伴い大きな消費市場が生まれると言われ、各種調査で「旅行」は消費意欲のトップクラスに挙げられています。
JTBは、全国の広義の団塊世代(1946~50年生まれ)男女約10,000名を対象に、「退職記念旅行」及び「60歳以降の旅行」に関しWEBアンケート調査を実施しました。
旺盛な意欲が確認されたアンケートの結果は以下の通りです。
I.退職記念旅行(グラフ入りの詳細は添付資料をご参照ください)
定年退職がある2,396名に、節目に行う「退職記念旅行」について伺いました。
(1)定年退職の節目に50%強が「記念旅行」を予定
「退職記念旅行」を「既に行った」「計画中」「する予定」の合計は50.2%。「特にしたいとは思わない」と「退職時に記念旅行はしなかった」の合計22.4%の倍以上となっています。また、退職時期がはっきりとしている60歳までに定年退職をむかえる人に限ると51.8%が「退職記念旅行」を予定(またはすでに実施)しており、「退職記念旅行」への意向は非常に強いことが分かります。
(2)退職記念旅行は、やはり配偶者と
「退職記念旅行」の同行者(複数回答)は、「配偶者」が93.8%で断然多く、2位の「娘」を選んだ人は10.1%にとどまっています。多くの回答者が、退職記念旅行はやはり配偶者と「夫婦水入らず第2の人生を再確認する機会」と捉えているようです。
(3)「退職記念旅行」で行きたい方面は、ヨーロッパと北海道
国内・海外に関わらず「行きたい方面」を聞いたところ(複数回答)、男性はヨーロッパ(30.2%)が1位、次いで北海道(23.6%)、ハワイ(13.8%)、オーストラリア・ニュージーランド(13.0%)の順。女性はヨーロッパ(34.9%)、北海道(21.4%)、沖縄(14.0%)、ハワイ(13.3%)の順となっています。男女ともにヨーロッパと北海道の人気が際だっています。これは、(1)これまで行けなかった場所、(2)思い出の場所、(3)憧れの場所へ行ってみたいという希望の現れのようです。
(4)「退職記念旅行」の旅行期間は「1週間から10日間」が最多
希望する旅行期間は、「1週間~10日間」が38.6%と最多。2泊3日が次いで多く26.6%、4泊5日が20.3%となっており、2泊以上が9割近くを占めています。
希望する旅行先がヨーロッパやハワイ、オーストラリア・ニュージーランド、国内でも北海道や沖縄など遠方が多数を占めています。
(5)予算は「ちょっと贅沢に」 1人当たり平均29万6千円
「退職記念旅行」の1人当たりの旅行費用で最も多かった回答は31~50万円(17.6%)、2番目が21~30万円(17.2%)で、平均は29万6千円(注1)となっています。
旅行先として遠方が多いことからして、退職記念の節目のイベント旅行は「ちょっと贅沢に過ごしたい」という気分が伺えます。
(注1)各費用帯の中間値を加重平均したもの
*以下、添付資料をご参照ください。