ノボノルディスク、DONGエナジー社とCO2排出削減の提携協定を締結
DONGエナジー社とノボ ノルディスクが、CO2排出削減で提携協定を締結
-省エネと再生可能エネルギーの利用を柱としたノボ ノルディスクの気候戦略-
ノボ ノルディスク社(本社:デンマーク)は、デンマークにおける電力消費量の大部分を将来的には風力発電から供給することを目指し、このほど、DONG(ドング)エナジー社と提携協定を結びました。この種の提携の前例はありません。
提携期間は2020年までで、この間ノボ ノルディスクはドング エナジー社の協力のもと、デンマークの生産拠点で省エネをすすめ、節約したエネルギー分について、ドング エナジー社からグリーン電力(風力発電)を購入します。電力は、ドング エナジー社が現在、新たに建設中の北海のHorns Rev(ホーンスレウ)風力発電施設から供給されます。
2006年1月、ノボ ノルディスクは気候戦略を採用することを決め、クライメート・セーバーズ・プログラムのメンバーになることをWWF(世界自然保護基金)と合意し、CO2排出量を2014年までに、2004年のレベルから10%削減するという高い目標を設定しています。グリーン電力の利用はこの目標の実現に貢献すると考えられます1。ノボ ノルディスクは、グループ全体のCO2排出の90%を占めるデンマークのすべての生産拠点で、2014年までに総電力消費分を再生可能なエネルギーに転換することを目指します。
ノボ ノルディスクの環境保全への取り組みは早く、1970年代には環境部門を組織し、1980年代初めに最初の環境に関する方針を制定し、1994年に最初の報告書を発行しています。トリプルボトムラインの一つとして、高い環境目標を設定し、環境へ配慮した事業活動を行うことで、環境実績を継続的に改善しています。
ノボ ノルディスクは、ステークホルダーと社会が環境に対し関心をもち必要とする優先事項を特定するため、つねにステークホルダーと対話し、活動を伝え、その成果を年次報告書で報告しています。
1.2006年1月26日プレスリリース「WWF(世界自然保護基金)とノボ ノルディスク社が温暖化対策の協定に調印」
クライメート・セーバーズ・プログラムは、WWFと企業がパートナーシップを結び、企業のCO2排出削減の計画とその実施を行っていくもので、現在グローバル企業12社が加盟しています。
http://www.novonordisk.co.jp/documents/article_page/document/PR_06_01.asp
ノボ ノルディスク ファーマ株式会社は、ノボ ノルディスク社(本社:デンマーク、バウスヴェア、社長:ラース レビアン ソレンセン)の日本法人です。ノボ ノルディスク社は糖尿病治療用インスリンの製造、販売の世界的リーダーであり、インスリン製剤の製造・販売はもちろんのこと、最新のインスリン投与システム製品等、世界でも最も幅広い糖尿病用製品群をもっています。また、血友病、成長障害、ホルモン補充療法などの分野でも主導的な役割を果たしており、患者さん・医療従事者・社会に大きな影響を与える医薬品の製造・販売やサービスの提供を行っています。
同社のB株は、コペンハーゲン、ロンドンの各証券取引所に、またADR株は、NVOの銘柄でニューヨーク証券取引所に上場されています。
(デンマーク現地時間:2007年5月1日発表)