石油資源開発、新潟県の試掘井で天然ガス・原油の産出に成功
新潟県の試掘井で天然ガス・原油産出成功のお知らせ
当社は、子会社の日本海洋石油資源開発(株)および三菱ガス化学(株)との共同事業として、新潟県北部の沖合に位置する岩船沖油ガス田の南西側において、試掘井「岩船沖南西MS-1号井」を岩船沖プラットフォームより掘削し、産出テストを行った結果、日産量124千立方メートル(m3)の天然ガスおよび48キロリットル(kl)の原油の産出に成功しました。
試掘井「岩船沖南西MS-1号井」は、平成19年1月25日から掘削を開始し、深度3,748mまで掘削を行いました。5月上旬より産出テストを実施してまいりましたが、今般、主目的層である椎谷層において新規に発見した油ガス層を含む地層から原油および天然ガスの産出を確認したものです。
今後は、今回のテストの結果を用いて評価作業を行い、埋蔵量を算定します。また、この評価作業と並行して、周辺の有望と思われる構造への試掘も含め、探鉱作業を継続して行く予定です。
【 岩船沖南西MS-1号井の概要 】
1.試掘位置:新潟県新潟市の北東約30km、水深36m(別紙位置図を参照)
2.テスト対象層:椎谷層
3.生産テスト結果:テスト深度3,550m~3,672m(掘削深度)
日産量 天然ガス124千m3/D、原油48kl/D
【 岩船沖油ガス田の概要 】
1.権益比率 石油資源開発(株) 46.667%
日本海洋石油資源開発(株) 33.333%
三菱ガス化学(株) 20%
2.経緯および現況 昭和58年(1983年)発見
平成 2年(1990年)生産開始
平成18年度(2006年度)の平均日産量は、原油約310kl/D、天然ガス約51万m3/D
以 上
別紙:試掘井「岩船沖南西MS-1 号井」位置図