KDDI研究所、地域医療サービスのための健康管理システムを販売
KDDI研究所が地域医療サービスのための健康管理システムの販売を開始
~ 院内医療情報・医療データの閲覧ができ、高品質映像伝送ができる装置を販売 ~
株式会社KDDI研究所(本社:埼玉県ふじみ野市、代表取締役所長 秋葉 重幸)は、地域医療サービスに供する健康管理システムの販売を7月より開始します。
KDDI研究所では兼ねてより、地域医療に率先して取り組んでいる国立大学法人旭川医科大学(北海道旭川市 学長 吉田晃敏)と協力して、病院内での患者のケア、ならびに、退院後の在宅患者のケアを、最新のICT技術により、実現する健康管理システムを開発し、およそ一年の実証実験を行ってきました。今般、同大学から実用性・有用性について高い評価を得られたため、健康管理システムを主に病院向けソリューションとして、(株)KDDIネットワーク&ソリューション(本社:東京都文京区、代表取締役社長:崎田 裕一)、(株)コンピュータ・ビジネス(本社:北海道旭川市、代表取締役社長:関 仁)などを通じて販売展開いたします。
この健康管理システムは、KDDI研究所が独自に開発した高画質映像圧縮技術による低遅延高画質テレビ電話機能、液晶タッチパネルによる人にやさしいユーザーインタフェース機能、携帯端末とのいつでもどこでもコミュニケーションできる機能など、最新のICT技術が導入されています。これにより、入院患者と看護師や医師との間で顔を見ながらの安心した・シームレスな会話や、退院患者のアフターケアが、実現できるばかりではなく、血圧・脈拍などの生体情報の管理や、様々な病気に関する医学情報、病棟に関する最新情報等の閲覧を行うこともできます(システムの機能・特徴は別紙に記載)。
また、次のようなシステムの利用シーンを想定しています。
(1)医療相談
家庭在宅の遠隔地の患者などに、テレビ電話を利用した対面でのテレメンタリング、診療・医療相談
(2)看護ケア
看護師が手術前説明、手術後の説明などを健康管理端末により、動画やWeb画面を利用して患者への説明
(3)病気・治療に関する情報提供
患者が自身の興味のある病気や治療に関する情報をいつでも端末の画面で閲覧し、情報を得る
(4)患者と看護師のコミュニケーション
患者がいつでも看護師と会話でき安心できる。(テレビ電話もしくは、無線LAN対応携帯端末)
KDDI研究所は、引き続き、地域健康管理システムの普及・高度化を促進し、これからも人と地域を結ぶ最新技術の研究開発に取り組んでいきます。
以 上
*健康管理システムの概要は、添付資料をご参照ください。