ケアネット、医薬品の安全性情報に特化した医師・薬剤師向け検索サイトを開設
~ 医師・薬剤師に医薬品の安全性情報活用を支援する新サービス ~
医薬品安全性情報の検索サイト「安心処方infobox」をケアネット・ドットコムにてオープン
株式会社ケアネット(本社:東京都文京区、社長:詫摩直也、以下 ケアネット)は、IMSジャパン株式会社(本社:東京都港区、社長:佐伯達之、以下 IMS)と協力し、医薬品の安全性情報に特化した医師・薬剤師のための検索サイト「安心処方infobox」を、ケアネット・ドットコムにてオープンしました。
高齢化社会を迎える現在、複数疾病の併発による処方薬剤数の増加や処方期間の長期化に伴い、発現する副作用も複雑化し、臨床現場では、処方薬剤の副作用に関する詳細な情報に直ぐにアクセスでき、副作用発現時には即座に対応できることが求められています。IMSとケアネットが2006年に臨床医1,700名以上を対象として実施した安全性情報満足度調査によれば、医薬品の安全性情報を十分に入手できていると感じている医師は全体の40%弱であることが明らかとなりました。医師が安全性情報を入手しにくいと感じる原因の一つに、膨大な安全性情報の中から、必要な情報を迅速に見つけられないということがあげられています。
「安心処方infobox」は、この医師の不満足感を軽減し、「安心処方」を推進するとともに、くすりの適正使用を支援することを目的とし、IMSが開発しました。ケアネットはIMSと提携し、ケアネットが運営管理する医療専門サイト「CareNet.com」(ケアネット・ドットコム)上で、この「安心処方infobox」を展開します。
「安心処方infobox」は、副作用と処方された複数薬剤との関連性を一発検索できる医薬品安全性情報検索機能が最大の特長です。
●「安心処方infobox」(利用無料:医師・薬剤師限定、要登録)
http://www.carenet.com/safety
【 「安心処方infobox」の主な特長 】
・副作用症状を身体部位や器官名から瞬時に検索できます。
・副作用症状と複数薬剤との関連性の有無が簡単に確認できます。
・薬価収載の全薬剤について、添付文書やくすりのしおり、患者向け資料などの安全性情報を呼び出せます。
・緊急安全性情報/使用上の注意改訂情報がタイムリーに確認できます。
・医薬品適正使用のための学術情報をわかりやすいコンテンツで入手できます。
「安心処方infobox」での検索結果は、くすりの適正使用協議会ならびに製薬メーカー各社の協力の下、各社ホームページに掲載されている、くすりのしおり、添付文書、インタビューフォーム、製品情報などの文書に直接リンクする仕組みになっています。数多くの医薬品を扱う医師・薬剤師の先生方にとりましては、情報収集のために、複数のホームページを検索しなければならない手間の軽減につながります。
製薬メーカーにとりましては、各社ホームページで提供されている安全性情報へのアクセス増が期待でき、製薬メーカーは、「安心処方infobox」の協賛企業となることで、安全性情報に関してより詳細な情報を、同サイトを通じて、タイムリーに医師・薬剤師向けに発信することも可能です(有料サービス)。
「安心処方infobox」は、ケアネット・ドットコム内に開設されており、利用はケアネット・ドットコム会員の医師・薬剤師に限定されます。ケアネットには、現在、医師が7万人、薬剤師2万人超登録しています。
ケアネットはIMSと協力し、「安心処方infobox」の運用を通じ、利用者と新規会員登録を拡大を図りつつ、医薬品の適正使用の推進ならびに医師が安心して処方できる環境作りに貢献して参ります。
◆医療専門サイト「ケアネット・ドットコム」について http://www.carenet.com
「ケアネット・ドットコム」は、ケアネットが運営管理する医療情報サイト(会員制,登録・利用無料)です。
キャッチフレーズは、“プライマリ・ケアを支援する知恵袋サイト”。多忙な臨床医をはじめとする医療従事者のために、実践的で役に立つ情報を厳選してお届けしています。
◆株式会社ケアネットについて
1996年創業の医療情報サービス企業。1998年7月より日本初の医療専門CSデジタル衛星放送『ケアネット・TV・メディカルCh(R)』を開局(スカイパーフェクTV!772ch.)。2000年にインターネット事業に進出。
以降、インターネットによる市場調査システム『eリサーチ(TM)』、インターネットによる医薬情報提供システム『eディテーリング(R)』、会員制医療専門サイト『ケアネット・ドットコム』等を開発してまいりました。
*ケアネットは、医療専門家に向けた価値ある情報サービスの提供を通じて、患者さんのためのよりよい医療の実現に貢献します。
<参考資料>「安心処方infobox」の主な特長
(※ 関連資料を参照してください。)