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ニュースリリースのリリースコンテナ第二倉庫

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2025'02.08.Sat
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2007'07.12.Thu

IPA、6月と上半期のコンピューターウイルス・不正アクセス届出状況を発表

コンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況[2007年6月分]について


 独立行政法人 情報処理推進機構(略称:IPA、理事長:藤原 武平太)は、2007年6月のコンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況をまとめました。


1.今月の呼びかけ

今月の呼びかけ:
 「USBメモリを安易にパソコンに接続しないように!」
― USBメモリなどの外部記憶媒体からウイルス感染しないために!! ―

(1)被害の状況
 IPAへ6月に寄せられた相談の中に、「USBメモリをパソコンに挿したとたん、ウイルス対策ソフトがウイルスを検知した」といった内容のUSBメモリに関する相談が多く見受けられました。

 これらは、ウイルスがパソコンからUSBメモリに感染し、その感染したUSBメモリからパソコンへ二次感染して、感染が広まっている状況を示しています。さらに、5月、6月のコンピュータウイルスの発生状況を見ますと、USBメモリなどの外部記憶媒体を媒介して感染するウイルスが複数出現しています。

(2)USBメモリについて
 USBメモリは、パソコンにUSBポートがあれば、そこに挿すだけで簡単に接続して使えます。このため、CD、FD(Floppy Disk)、MO(Magneto Optical Disk)などの、専用の読み書き装置がなければ使えないディスク媒体よりも、使い勝手の良い記憶媒体です。特に最近は、1G以上の容量の大きいものもあり、比較的安価で小さく可搬性に優れるため、広く世間に普及しています。

 手軽にパソコンに接続できて、サイズの大きいファイルも簡単に保存して持ち運べるのがUSBメモリの大きな特徴です。しかし、USBメモリそのものがウイルスに感染すると、ウイルスも手軽に持ち運べてしまう道具になりかねません。また、そのUSB メモリを他のパソコンに挿してしまうと、さらに感染を広げてしまう危険性があります。

(3)対応策
 USBメモリを利用する場合、USBポート経由でウイルス感染の被害に遭わないために、以下の(A)と(B)のセキュリティ対策を行って下さい。

(A)USBメモリを挿して使用するパソコンのセキュリティ対策

 基本的には、パソコン側のウイルス対策を実施するということです。最近では、USBメモリなど、外部に接続するドライブを探して感染するウイルスが見つかっています。

 したがって、自分の管理下にないパソコン(インターネットカフェ等にあるパソコンなど)にUSBメモリを挿すことは、そのパソコンにセキュリティ対策が施されていないかも知れないので、USBメモリにウイルスが感染する可能性が高く、非常に危険です。

 そのパソコンに対して、ウイルスチェックを行うか、チェックができないのであれば、安易にUSBメモリを挿すことはしない方が良いでしょう。

 対策として、ウイルス対策ソフトのウイルス定義ファイルを最新の状態にして使用することはもちろん、Windows Update/Microsoft Updateなどでセキュリティホール(セキュリティ上の弱点)の解消も行っておくことが大事です。

 USBメモリ等に感染する代表的なウイルスは以下のとおりです。

・W32/SillyFD-AA
 このウイルスは、内蔵HDDではなく、USBメモリなどの外部に接続しているドライブを検索し、見つけた外部のドライブに自分自身をコピーし、Autorun.inf(自動起動)ファイルを作成します。
 http://www.sophos.co.jp/security/analyses/w32sillyfdaa.html

・W32/LiarVB-A
 このウイルスは、USBメモリなどの外部に接続しているドライブに感染します。見つけた外部のドライブに自分自身をコピーし、Autorun.inf ファイルを作成します。さらに、エイズとHIVについて解説したHTMLファイルをパソコン側のシステムに保存します。
 http://www.sophos.co.jp/security/analyses/w32liarvba.html

 Autorun.inf(自動起動)ファイルとは、自動で起動させたい実行ファイル(拡張子が.exeのファイル)名をAutorun.infファイル内に設定しておき、そのAutorun.inf ファイルが入ったCDやDVD等をパソコンに読み込ませると、自動で実行ファイルを起動させることができます。

 通常USBメモリでは、Autorun.infファイルは起動しません(Windows Vistaの初期設定は除く)が、USBメモリに感染するウイルスの中には、このAutorun.infファイルを作成し、ウイルス自身を自動で起動させようとするものもありますので、安心はできません。


参考:
 IPA - パソコンユーザのためのウイルス対策7箇条
  http://www.ipa.go.jp/security/antivirus/7kajonew.html
 IPA - パソコンユーザのためのスパイウェア対策5箇条
  http://www.ipa.go.jp/security/antivirus/spyware5kajyou.html
 IPA - ボット対策について
  http://www.ipa.go.jp/security/antivirus/bot.html


※以下、詳細は「オリジナルリリース」をご参照下さい。

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