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ニュースリリースのリリースコンテナ第二倉庫

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2025'02.09.Sun
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2007'07.11.Wed

ミサワホーム、在来木造住宅用制震システム「MGEO-N(エムジオ・エヌ)」の外販を開始

―在来木造住宅用制震システム―
制震装置"MGEO(エムジオ)-N(エヌ)"を外販開始


○新築木造住宅の制震装置としてミサワホームグループ外に販売
○「耐震+制震」構造の本格普及を目指す
○オリジナル建材(FC換気システム・M-Wood内装材など)も順次外販開始
*MGEO-N:Misawa Governance system for Earthquake Oscillation control-New

 ミサワホーム株式会社(代表取締役社長 佐藤春夫)は、新築在来木造住宅(木造軸組み工法)用の制震システム「MGEO-N(エムジオ・エヌ)」を全国の在来木造住宅メーカー、ビルダーなどに販売を開始します。
 「MGEO-N」は、当社が開発した在来木造リフォーム用の制震システム「MGEO-R(エムジオアール)」を改良したもので、地震時の震動を抑え、建物の変形を最大約1/2に抑えることで、地震時の構造体への損傷を軽減します。

 ミサワホームでは木質パネル接着工法という独自の工法で耐震性の高い新築住宅を販売していますが、一昨年の耐震偽装問題などの影響で、住宅の構造・工法に対する関心や不安は増加傾向にあり、耐震性に対する住宅業界全体の信用回復は急務とされています。
 当社ではMGEO-Rで培った制震技術を、当社の住宅のみならず、新築戸建住宅の約8割を占める在来木造住宅にも広く採用していただくことで、住宅業界全体の耐震性向上を目指し、ひいては社会貢献につながっていくと考えています。

 現在、各種の制震装置が販売されておりますが、MGEO-Nは性能・コストの面で充分に市場優位性を確保しており、需要があると判断しています。今後、木造軸組工法に加え、2×4工法にも対応できる制震装置の開発をすすめ、住宅業界における「制震技術」のスタンダート化を目指しています。また、「制震技術」だけではなくミサワホームの固有技術を基に開発されたオリジナル建材(FC換気システム、M-Wood内装材など)も順次外販を開始していきます。

 販売方法はミサワホームから建材商社及び総合商社を通じて取引され、各商社と契約をしたビルダー、在来木造工務店等に供給を予定しております。
 ミサワホームでは「全てのお客様に大きな安心を」という思いから平成16年にMGEOを開発しました。この思いの実現に向けて新築木造住宅用の「MGEO-N」の普及にもグループ全体で取り組み、年間1,000台の販売を目指します。


●「MGEO-N」の制震装置
 MGEO-Nの制震装置本体は、幅58.5cm、高さ150cm、重量約38.5kgで、制震壁を構成する各部材は工場内にて組み立及び接合し、制震パネルとして一体化した形で現場に納品することで、施工品質の均一化と施工性の簡易化を図っています。
 制震装置には、住友ゴムグループのSRIハイブリッド社が開発した「高減衰ゴム」を使用しています。地震による建物の変位が、変位拡大機構(複合テコ原理を用いたミサワオリジナル機構)により増幅され、高減衰ゴムを大きく変形させることで、住宅の揺れを効率よく抑えます。高減衰ゴムに加わった「変形」が「熱」に変換され、空気中に発散されることで、振動エネルギーを吸収、建物の振動を減衰することで、地震時の構造体への損傷も発生しにくくなります。

●「MGEO-N」の取引形態
 建材商社としては、ナイス株式会社(代表取締役社長 平田恒一郎 本社:横浜市鶴見区)が、「ジオフォルテMGEO」の商品名で、既に全国の在来木造工務店等に供給を開始しています。
 総合商社としては、豊田通商株式会社(代表取締役社長 清水順三 本社:名古屋市中村区)と「基本取引契約」を締結しており、現在(株)ユニバーサルホーム(東京都港区:代表取締役社長 加藤 充)への供給が決定しています。

●耐震と制震と免震
 建物を地震から守るために様々な技術が研究・開発されています。地震エネルギーを建物本体の耐震要素で受け止める「耐震」、地震エネルギーを支承材等の部材で建物に直接伝えない「免震」、受け止めたエネルギーをダンパーによって急速に減衰させる「制震」。より安全・安心な家づくり実現するためには、それぞれの特徴を理解して地震対策を施す必要があります。

 
 最近注目されている「免震技術」は建物の基礎の上に設けた免震部材により、大地震のエネルギーを直接建物に伝えず吸収する方式です。免震技術は装置自体の性能について認可を受けていることにより、一般建築物に容易に取り入れることが可能でミサワホームでも既に施工実績があります。
 しかし、免震技術を使うためには地盤、隣地境界、作動条件等の様々な制約があり、ミサワホームの目指す「全てのお客様が使用可能な技術開発」という考えには合致せず、他の方法も検討してきました。
 
 MGEO-Nに採用されている「制震技術」は、木造住宅の柱間に「制震パネル」を入れることで、大きな揺れから小さな揺れまで対応が可能です。また取り付け時に寸法調整が可能な仕様としていますので、プランや柱の太さなどの制約を受けずに設置することができ、敷地形状や地盤を選びません。


●MGEO-N 採用イメージ
 ※添付資料を参照


以 上

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