アイピーフレックス、商用動的再構成プロセッサーがリコーのデジタルカラー複合機に採用
アイピーフレックスのDAPDNA-2がリコーのデジタルカラー複合機に採用
~民生用機器へのDAPDNAの搭載が始まる~
アイピーフレックス株式会社は、このたび当社の商用動的再構成プロセッサDAPDNA-2(注1)が株式会社リコー様のデジタルカラー複合機(MFP)「imagio MP C4500it」「imagio MP C3500it」に採用され、民生用量産機器向けとしては初めての採用実績を獲得しましたので、ご案内申し上げます。
【DAPDNA-2採用の背景】
アイピーフレックスが開発したDAPDNA-2ダイナミックリコンフィギュラブル(動的再構成可能)プロセッサはすでに7社の商用システムに採用されておりますが、これまでの採用用途は検査機器などの産業機器向けが中心でした。
当社は、DAPDNA-2がより広範なアプリケーションで使用いただけるプロセッサであることを証明するために様々な応用分野へのアプローチを継続しておりますが、MFPはその中でも重要かつ有望なターゲットです。
株式会社リコー様は、早くからDAPDNA-2のユニークなコンセプトと動的再構成技術の将来性に着目し、同社の最新MFPモデルへの搭載に向けて検証・評価を行ってこられました。
【DAPDNA-2採用の理由】
同社がDAPDNA-2の採用を決定した理由は幾つかありますが、代表的なものとしては、以下の5点が挙げられます。
(1)処理性能が高いこと
(2)処理性能を見積りやすいこと
(3)開発工数が少ないこと
(4)動的再構成部(DNA)だけではなくCPU(DAP)も一体化されたデバイスなので使いやすいこと
(5)DSPに比してより少ない消費電力・コストで処理を実現できること
このことは、DAPDNA-2が性能・開発容易性・消費電力・コストなど多方面にわたって良好なバランスを保持していることを証明しています。
【DAPDNA-2採用の意義】
株式会社リコー様は今回のDAPDNA-2採用機種において、DAPDNA-2を主として特定処理のアクセラレータとして使用し、大きな性能改善を実現しています。
【今後の取り組み】
アイピーフレックスは、今回の採用実績を契機として、産業用・民生用を問わず広範囲のお客様にDAPDNAをご採用いただけるよう、サービスの向上に努めて参ります。
【用語説明】
注1) DAPDNA
= Digital Application Processor, Distributed Network Architecture
【アイピーフレックス株式会社について】
アイピーフレックス株式会社は、2000年3月に設立されたファブレス半導体企業です。動的再構成可能(ダイナミックリコンフィギュラブル)な高性能、多機能プロセッサ、これに対応した統合開発環境や評価ボード、周辺インタフェース製品を提供しています。アイピーフレックスが開発したダイナミックリコンフィギュラブルプロセッサであるDAPDNAデバイスファミリと、Software to Silicon コンセプトをベースにしたソフトウェアであるDAPDNA-FW II統合開発環境により、顧客は製品の開発期間を短縮できるばかりでなく製品の多様化や多機能化が容易になり、アプリケーションの変化や変更に迅速に対応できます。アイピーフレックスは、高性能化・多機能化が要求される様々なアプリケーションに最適なソリューションの提供に注力しています。
以 上
●本件に関するお問い合わせ
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