日本産業機械工業会、5月の産業機械受注状況を発表
平成19年5月 産業機械受注状況
1.概 要
本月の受注高は、5,608億4,300万円、前年同月比153.6%となった。
内需は、2,651億8,200万円、前年同月比120.0%となった。
内需のうち、製造業向けは前年同月比134.8%、非製造業向けは同108.5%、官公需向けは同122.3%、代理店向けは同98.0%であった。
増加した機種は、ボイラ・原動機(131.3%)、鉱山機械(101.7%)、タンク(364.7%)、プラスチック加工機械(102.6%)、ポンプ(124.0%)、圧縮機(103.5%)、運搬機械(154.2%)、変速機(127.5%)、金属加工機械(272.3%)、その他機械(124.8%)の10機種であり、減少した機種は、化学機械(冷凍含)(96.3%)、送風機(77.6%)の2機種であった(括弧の数字は前年同月比)。
外需は、2,956億6,100万円、前年同月比205.2%となった。
プラントは、6件、1,308億8,400万円であり、前年同月比507.1%となった。
増加した機種は、ボイラ・原動機(112.3%)、鉱山機械(835.2%)、化学機械(冷凍含)(676.9%)、タンク(2464.3%)[24.6倍]、プラスチック加工機械(118.3%)、ポンプ(116.6%)、圧縮機(135.8%)、送風機(141.0%)、運搬機械(113.2%)、変速機(112.2%)、金属加工機械(303.6%)の11機種であり、減少した機種は、その他機械(52.6%)の1機種であった(括弧の数字は前年同月比)。
2.機種別の動向
(1)ボイラ・原動機
化学、造船、電力、外需の増加により前年同月比122.9%となった。
(2)鉱山機械
外需の増加により同141.8%となった。
(3)化学機械(冷凍機械を含む)
外需の大幅な増加により同242.0%となった。
(4)タンク
石油・石炭、鉄鋼、外需の増加により同616.5%となった。
(5)プラスチック加工機械
自動車、その他輸送機械、外需の増加により同111.6%となった。
(6)ポンプ
卸・小売、官公需、外需の増加により同120.1%となった。
(7)圧縮機
鉄鋼、一般機械、外需の増加により同116.0%となった。
(8)送風機
運輸の減少により同82.0%となった。
(9)運搬機械
鉄鋼、情報通信機械、自動車、外需の増加により同134.6%となった。
(10)変速機
窯業土石の増加により同124.1%となった。
(11)金属加工機械
鉄鋼、外需の増加により同294.1%となった。