プロデュース、標識などの輝度を正確・短時間で測定可能な簡易輝度測定器を発売
新製品「簡易輝度測定器 LM-4000」発売に関するお知らせ
このたび当社は、蓄光材(注1)を用いた標識等の輝度を簡便にかつ正確に、短時間で測定可能な簡易輝度測定器「LM-4000」を新規に開発し、財団法人日本消防設備安全センターの評定品として性能評定試験に合格し、評定番号を取得(評19-033号)しましたのでお知らせいたします。なお、本製品は簡易式の輝度測定器としては現状国内唯一の評定番号取得品であります。
消防法等の改正より、高輝度蓄光式誘導標識(注2)が避難設備として位置づけられ、運用されることに伴い、技術上の基準及び運用に当たっての指針や、登録認定機関に関する省令、試験結果報告書及び点検基準に関する告示の改正など、一連の法令等の改正、整備が行われた結果、その誘導標識に対して「一定の平均輝度を有していることを確認するもの(輝度測定器)」が必要となりました。しかし従来の輝度測定器は、正確な測定値を得るために測定部全体を暗幕等の設備で覆い、外光を遮断することが必要であり、現実的な方法とは言えませんでした。このたび当社において性能評定試験に合格したLM-4000は、センサーからの入力信号処理において独自のアルゴリズム(注3)を開発し、測定部分のみを遮光できる機構としたことで、簡便に正確な輝度の測定を可能にします。
本製品は、弊社松本事業部を中心として開発を進めてきた製品であり、ファンクションアナライズ事業に区分されるものであります。
注1 蓄光材:光を当てることで蓄光し、後に暗くした状態で発光する素材。
注2 高輝度蓄光式誘導標識:蓄光材を使用した避難誘導標識。電源がない状況でも発光が可能であるため災害時に有効。
注3 アルゴリズム:問題解決のための手段、計算方法。
記
1.新製品の名称
簡易輝度測定器 LM-4000
2.新製品の内容
高輝度蓄光式誘導標識の点検作業に伴う輝度測定
3.新製品の発売開始の時期
平成19年8月1日開始予定
4.新製品の特長
・軽量化、小型化により片手での持ち運びが可能であり、点検作業効率の大幅な向上が可能
・簡易暗室となる遮光カバーにより、外光の状況に係らず測定が可能
・測定した瞬間の輝度を測定する「ポイント記録モード」、測定間隔を設定し周期的に測定する「自動測定モード」、3分間の測定で20分後の測定値を予測する「予測測定モード」など多彩な測定モードを搭載
・オプションの専用プリンター使用により、その場で測定値のプリント出力が可能
5.新製品の業績への影響
新製品LM-4000の売上は、平成20年6月期以降の計上を予定しており、平成19年6月期決算への影響はありません。平成20年6月期業績予測につきましては、平成19年6月期決算発表と合わせて開示を行う予定であります。
以上
●新製品資料
(※ 関連資料を参照してください。)