コーンズ、9月のフランクフルトモーターショーで「フェラーリ430 スクーデリア」を公開
「Ferrari 430 Scuderia」
9月 フランクフルトモーターショーで公式発表
マラネロ発 ―フェラーリ社は「F430」、「F430スパイダー」に続くV8エンジンモデルのラインアップに、「フェラーリ430 スクーデリア」を追加。フェラーリF1チームから得たノウハウを惜しげもなく投入し開発した、高性能2シーターベルリネッタです。
この新型モデル「フェラーリ430 スクーデリア」は、「F430」をベースに製作されたスペシャルシリーズで、フェラーリの顧客の中でも特にスポーツドライビングを愛するオーナ-をターゲットにしています。開発にあたっては、軽量化と装備の簡略化、そして革新的なテクノロジー投入の3点を強化。この結果、卓越した走行性能とよりエキサイティングなドライビングテイストを実現しました。
車重は、「F430」から100kgほど軽量化されて乾燥重量が1,250kgまで絞り込まれ、8,500rpmにて510馬力を発揮する4,308cc V8自然吸気エンジンと相まって、2.45kg/hpという驚異的なパワーウェイトレシオを実現しています。
また、ギアボックスには最新のF1ソフトウェア「スーパーファースト」を搭載し、シフトチェンジに要する時間を60msにまで短縮。さらに、エレクトリック・ディファレンシャル(E-Diff)とF1 Tracと呼ばれるトラクション・スタビリティコントロールを初めてひとつの制御機構へ統合いたしました。これら最新鋭技術の採用により、サーキットのスポーツ走行から街中でのドライブまで、圧倒的なパフォーマンスを余すところなく発揮することが可能になりました。
この「フェラーリ430 スクーデリア」の車両力学、制御性、車両性能は、高性能オンロードスポーツカーの開発の観点からまさにフェラーリの業績の頂点です。
なお、「フェラーリ430 スクーデリア」は、今年9月に開催されるフランクフルトモーターショーにて、ミハエル・シューマッハの手によりお披露目する予定です。