シニアコミュニケーション、50歳以上対象の「インターネットの利用に関する調査」結果を発表
~インターネット利用に関する調査~
50代男性約6割がインターネットでショッピングを楽しむ
シニアの生活にとって、インターネットは不可欠なもの
シニアマーケットの専門機関である株式会社シニアコミュニケーション(本社:東京都港区、代表取締役社長 山崎伸治)は、2007年7月、インターネットを利用している50歳以上男女1066人(男性618人・女性448人)に対して「インターネットの利用に関する調査」を実施し、その結果を以下にまとめた。
<インターネットでの「ショッピング」、約半数のシニアが利用>
「インターネットを利用して行っていること」(Q1)を聞いたところ、50代では男女ともに「ショッピング」との回答が最も多く、それぞれ59%、53%と半数を超えた。次いで「旅行・宿泊施設の予約」(男性52%、女性52%)、「地図の検索」、「乗換の検索」と続く。また60代では男性は、1位が「旅行・宿泊施設の予約」(48%)、次いで「ショッピング」(46%)、「地図の検索」(38%)、女性では1 位が「ショッピング」、「乗換の検索」(各46%)、次いで「旅行・宿泊施設の予約」、「地図の検索」(各44%)であった。
50代の女性は他に比べ、「レストランやグルメ情報の検索」(42%)、「チケットの手配」(35%)などを利用している方も多く、活発に活動している様子が伺える。
地図の検索や、交通機関についてなど、無料で素早く入手できる情報や旅行の予約などの時間の節約につながることについてはもちろんであるが、オンラインでのショッピングやなど、お金のやりとりが発生するものについても約半数のシニアが利用しているとした。
<「乗換え検索」、「地図」はインターネットサービスとしてなくてはならないもの>
対して「インターネットがなくなったら困ること」(Q2)を聞いてみると、やはり、利用頻度の高い「乗換え検索」や「地図の検索」、「旅行・宿泊施設の予約」などは50代女性の79%をはじめ、約60%以上が「なくなると困る」とした。一方で最も多くの人が利用しているとした「ショッピング」については50代女性では42%であったが、他約30%にとどまった。
また60代では、「友人・知人との情報交換のやりとり」が男性で50%、女性で46%となっており、インターネットが、シニアの間では対人とのコミュニケーション手段としてなくてはならないものとなっていることがわかる。中でもこの傾向は、現役世代の多い50代より定年後世代である60代に顕著に見られる。
因みに「インターネットは情報・通信手段としてなくてはならないものかどうか」(Q3)を聞いてみると、各世代男女ともに約95%以上が「そう思う」「非常にそう思う」とした。
<インターネットの普及により購入しなくなったもの、「時刻表や路線図」、「地図」、「雑誌」>
シニアの生活においてインターネットがなくてはならないものになっているがわけだが、「インターネットの普及により購入しなくなったもの」(Q4)を聞いてみると「交通機関の時刻表・路線図」が53%、次いで「地図」(41%)、「雑誌」(31%)、「辞書」(29%)と続いた。またメールでのやりとりの増加が原因なのか「はがきや便箋」も21%となっている。情報として収集できるものは紙からインターネットへの移行が着実に進んでいるようだ。
※調査結果の詳細は添付資料をご参照下さい。