三菱化学、中国・浙江省にポリテトラメチレンエーテルグリコールの製造会社を設立
中国におけるポリテトラメチレンエーテルグリコール(PTMG)事業計画について
三菱化学株式会社(本社:東京都港区、社長:小林喜光)は、中国を中心としたアジアにおけるポリテトラメチレンエーテルグリコール(以下「PTMG」)の需要増に対応するため、設備の増設について検討を進めてまいりましたが、今般、2009年9月生産開始を目標に、中国浙江省寧波市大■島にPTMGの製造設備を新たに設置することを決定しました。今後速やかに寧波市に対し製造・販売会社の設立を申請する予定です。
※ ■は木偏に「射」という文字です。
PTMGは、スパンデックス、ウレタン、熱可塑性ポリウレタンエラストマー分野の主原料として、アジア地区では年率10~20%と非常に高い需要の伸びが見込まれています。特に主用途のスパンデックスは、衣類向けを中心に年率15%以上の需要増が見込まれています。当社は、この新規需要に対応するため、今般PTMG 設備の中国立地を決定しました。
また、本計画の進出先である大.開発区は、(1)中国の中でも経済成長の著しい華東地区にあり、繊維産業の中心地でお客様が多数集積する浙江省に位置していること、(2)すでに高純度テレフタル酸の製造・販売会社である寧波三菱化学が当地に立地しており、グループ内でのシナジーが見込めること、(3)需要の進捗にあわせて、将来の拡張用地も確保しやすいこと、等好条件に恵まれた立地となっています。
当社は、1,4-ブタンジオールからPTMG に至る一貫したC4 ケミカルチェーン事業を戦略的コア事業として位置付けており、今回のPTMG 新設以外にも、1,4-ブタンジオールの新規立地検討も行うなど、積極的な事業推進を進め、この分野でアジア市場でのナンバーワン・プレイヤーの地位を目指してまいります。
[新社概要]
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