日本郵船、「グランドアライアンス」の協調関係を2017年末まで10年間延長
「グランドアライアンス」10年間の契約延長に合意
当社が加入している定期コンテナ船共同運航組織「グランドアライアンス」(注)のメンバーは、現在の協調関係を2017年末まで10年間延長することに合意しました。
現在、グランドアライアンスは2700TEU積から9000TEU積まで、大小約140隻の船隊を有し、主要東西航路で20のサービスを提供しています。また、当アライアンスはその緊密な協調関係により、急激に変容するマーケットへの対応とコスト削減による競争力の向上を可能としてきました。
グランドアライアンスは、今回の10年間の延長合意により、ますます多様化する顧客ニーズに応えるため、成長著しい地域への配船頻度を高めるとともに、現在の主要東西航路における提携関係をその他の航路に拡大することも検討します。また、今後竣工する新造船を順次追加投入し、最高水準の船隊を維持するとともに、各航路に最適な船型を選択して高品質なサービスの提供に努めます。
さらに、地球環境保護もアライアンスとして取り組む活動の一つです。低硫黄重油の使用や効率的な運航により更なる消費燃料及びCO2、SOX、NOXなどの排出ガス削減に努めます。
なお、メンバー間の協調関係は海上輸送網の提供に限定されるものであり、アライアンス内において運賃に関する協議や合意を行うものではありません。
今後とも、グランドアライアンスは広範囲かつ高品質なネットワークの構築に取り組んで参ります。
(注)グランドアライアンス(Grand Alliance):
日本郵船(日本)、Hapag Lloyd(ドイツ)、MISC(マレーシア)、OOCL(香港)の4社で構成する定期コンテナ船共同運航組織。