ファイザー、高血圧症治療薬として「セララ錠」の製造販売承認を取得
選択的アルドステロンブロッカー「セララ(R)錠」
高血圧症治療薬として製造販売承認を取得
ファイザー株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:岩崎博充、資本金:648億円)は、2007年7月31日、選択的アルドステロンブロッカー「セララ(R)錠25mg/50mg/100mg」(一般名:エプレレノン)の「高血圧症」を適応症とした製造販売承認を取得しました。
セララはミネラロコルチコイド受容体に選択的に結合し、アルドステロンの作用をその受容体で直接ブロックするという、新たな作用機序により優れた降圧効果を示し、さらに心保護を考慮した降圧治療に適した降圧薬です。
アルドステロンはレニン・アンジオテンシン・アルドステロン系の最終生成物であり水、電解質の調節に関与することが古くから知られていました。しかし、最近では心臓、血管および腎臓へ直接作用し臓器障害に関与していることも報告され、アルドステロンが心血管疾患のリスクファクターであることが認識されています。このような背景のもと、セララはアルドステロンに着目して開発された世界初の選択的アルドステロンブロッカーです。
セララは米国で「高血圧症」、「心筋梗塞後のうっ血性心不全」の効能・効果で2002年に発売以来、現在では、既に世界59カ国で承認されております。日本においてもセララが高血圧治療において薬剤選択の幅を広げ、より多くの患者様の治療に貢献できると確信しております。
●セララ錠の概要
【製品名】 セララ(R)錠25mg/50mg/100mg
【一般名】 エプレレノン
【製造承認取得日】 2007年7月31日
【製造販売】 ファイザー株式会社
【効能効果】 高血圧症
【用法・用量】 通常、成人にはエプレレノンとして1日1回50mgから投与を開始し、効果不十分な場合は100mgまで増量することができる。
以 上