白鶴酒造、東京・銀座「白鶴ビルディング」屋上で独自開発酒米「白鶴錦」の栽培開始
～ＨＡＫＵＴＳＵＲＵ ＧＩＮＺＡ ＳＴＹＬＥ～
白鶴東京支社ビル屋上で独自開発酒米「白鶴錦」の栽培を開始！！
白鶴酒造株式会社（本社：神戸市／社長：嘉納健二／資本金：４億９５００万円）では、東京銀座の「ＨＡＫＵＴＳＵＲＵ ＧＩＮＺＡ ＳＴＹＬＥ」（銀座５丁目）から、日本酒のあるライフスタイルを積極的に発信しております。今回、情報発信の一つとして白鶴東京支社ビル屋上（白鶴ビルディング）にて独自開発した酒米「白鶴錦」の栽培を開始し、今秋には“銀座”で収穫された白鶴錦で酒造りを予定しております。
「白鶴錦」は優良酒米の開発を目的として、「山田錦」の兄弟品種である「白鶴錦」を育種し、２００４年に品種登録を申請しました。「山田錦」に比べ、粒・心白（中心部にあるデンプン質）が大きく、心白の発現率も山田錦とほぼ同等で、お酒にした際に深い味わいが特長です。この開発に際しては、当社社員が田植えから稲刈りを実際に行ない、商品化対応に向けて、栽培エリアを拡大しております。６月には兵庫県多可郡多可町中町の圃場で『消費者参加型の田植えイベント』を開催しました。
●白鶴独自開発の酒米「白鶴錦」
優良酒米を開発するため、酒米の最高品種である「山田錦」の優良形質を解明し、更に優れた酒米を開発する目的で「白鶴錦」の育種に着手しました。
１９９１年「山田錦」の母にあたる「山田穂」を６０年ぶりに復活させて純米大吟醸酒を商品化し、１９９５年父にあたる品種「渡船（わたりぶね）」との交配種を開始し、優良品種を「白鶴錦」として２００４年４月に農林水産省に品種登録を申請しました。
これまでの品種開発は「山田錦」の子や孫の育種がほとんどでしたが、兄弟を育種することは初めてのケースです。「白鶴錦」の特長は「山田錦」に比べ粒・心白（中心部にあるでんぷん質）が大きく、心白の発現率もほぼ「山田錦」と同等で、お酒にした時の味わいの深さが特長です。この開発にあたっては、１９９５年から「山田錦」の産地である兵庫県三木市吉川（よかわ）町の圃場を借り、田植えから稲刈りまですべて当社研究員が実際に行ってきました。
●ＨＡＫＵＴＳＵＲＵ ＧＩＮＺＡ ＳＴＹＬＥ（白鶴銀座スタイル）
所在地：東京都中央区銀座５丁目１２番５号 白鶴ビルディング６階
日本酒のあるライフスタイルを積極的に情報発信する場として２００６年７月に開設。
日本酒に関する様々なセミナーイベントを開催。
以 上
※「栽培風景」は添付資料を参照