三井物産、日野自動車製小型トラックでメキシコに新規参入
日野自動車製小型トラックでメキシコへ新規参入
当社は、メキシコに設立した当社100%出資の現地代理店HINO MOTORS SALES MEXICO,S.A. DE C.V.(メキシコシティ、資本金5百万ドル、社長:原弘志、以下、HIMEX)を通じて、日野自動車株式会社(東京都日野市、社長:近藤詔治、以下、日野自動車)製小型トラック「HINO300シリーズ」(日本名 日野デュトロ)の発売を8月2日から開始しました。同日、メキシコシティにおいて、新車発表会も行いました。
メキシコのトラック・バス市場は堅調に推移し、今後も拡大基調は持続すると予測しております。今回の新規参入は、その中でも年間約4万台のメインマーケットである小型トラック市場をターゲットにしています。
当社は、タイにおいて日野自動車とともに製造組立事業及び販売卸売会社への出資参画、並びにディーラー事業を手がけ、過去50年間以上にわたり日野トラック販売の川上から川下までのValue Chainを構築してきました。また、米国においても日野自動車と米国事業への出資参画を行っており、中南米地域(エクアドル、コロンビア、チリ、ペルー、ニカラグア)向けの輸出関連商内を共に行っております。
当社は、当社の得意とする海外ネットワークを活かし、日野自動車の海外事業拡大策の戦略パートナーとして、新たにメキシコ市場への参入及び事業展開を共に進めて行くものです。
今年度は日墨EPA※の無税枠を活用し、年間400台を販売目標としておりますが、2011年の輸入関税撤廃後は、更なる販売の拡大を目指します。
※日墨EPA: 日本メキシコ経済連携協定の略。2005年4月1日に発効し、日本は同協定に基づき車両総重量7.257t以下の自動車(クラス4以下)に関し新たな関税割当(無税枠)をメキシコより獲得した。同協定により自動車関税は段階的に引き下げられ、協定発効6年後の2011年4月1日に撤廃される。